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GPD WIN バッテリーを廃して電源直配

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更新:2019年08月24日
 バッテリコネクタにUSB充電器(3A以上)の+5Vを直接入力しても動作することが判明。今までの苦労が無に(爆笑)
現在+5V入力の状態でエージング試験中。

本記事は経年劣化で膨張し本機筐体を破損させる内臓バッテリーを取り外して電源を外部入力するGPD WINの改造です。

 GPD WINを中古で購入したのはいいけどバッテリーが若干膨らんで筐体が変形し始めているのに気づいた。そこかしこのGPD WINユーザーから「バッテリーが膨らんだ」という情報があり、バッテリーが膨らむのは周囲の温度変化の激しさと充電のサイクルでバッテリーの劣化が著しく早い為で「劣化による膨張」という結論に。

発熱

 それもそのはず50度を超える発熱体本件の場合マザーボードを挟んでCPUや周辺の熱を吸ったヒートシンクと充電によるバッテリー自体の発熱、もしかすると充電シークエンスにも問題があるかもしれません。

発熱対策

 本機冷却FANの吸気穴を拡張し外気の流入量を増やし、排気口の邪魔な仕切りも取り払い空気の流れを改善する。


拡張した吸気口


仕切りを取り除いた排気口

充電器だけでは起動できない

 試しにバッテリを外しUSBtypeCに接続した充電器だけで起動したら電源LEDの青が高速に点滅するだけで起動できなかった。USBtypeCからの給電は充電しかできない様です。

バッテリーに換わる電源

 本改造は過電圧状態の電源入力のため故障などのリスクを伴います。実行は自己責任でお願いします。

 簡単に言うと本機のバッテリーは3.8V 6700mA/h(満充電時4.35V)のリチウムイオンバッテリーです。このバッテリーを廃し、代わりにバッテリの電源入力に外部から同じ電圧を入力することでバッテリ接続と同じ状態を作りますUSB充電器などの5Vを接続しても動作します。


5Vで動くじゃねぇ~かっ!(笑)


取り付け場所:バッテリコネクタ周辺のチェックパターン

 電源の配線はマザーボードのBATと印刷のあるコネクタの周辺にある「B+」に+5V、「B-」に0V(END)を接続します。あとはGPD WINから出た線をUSB充電器や5V出力のスイッチング電源などに接続して電源を投入する事で動作します。

注意事項:
 ・BIOS画面ではLOWバッテリー状態(Windows10使用では問題なし)
 ・バッテリー消費カウントが発生するのでバッテリ残量設定に注意
 ・電源投入後10秒程度は電源が入らず、それ以後1度勝手に電源が入る
 ・電源出力が不安定な場合、即電源落ちする(コンデンサを追加するといいかも)
 ・過電圧状態の入力なので製品寿命を縮める恐れがある(未知数)
 ・USB TypeCコネクタに充電器を接続しない(故障するかも)
 ・本改造はGPD WINアルミシェル版(後期ロット)で最新のBIOSを書き込んだ固体で実施

過去にDC-DCコンバータで4.2V作って正直に入力していた時期がありましたがコレ(5V動作)が判ってしまうとアホな事やっていたな~とちと笑ってしまったw

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