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ASUS Vivobook E200H(A)増設SSDからWindows10を起動する

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USB3.0接続SSDから起動する
 前回「ASUS Vivobook E200H(A)にストレージ(SSD)追加」で本機にSSDを増設しました。そこで今度は増設したSSDからWindows10を起動してアクセスが早くならないか検証してみようと思います。

本機Windows10での起動や動作はWindows10 Home 1511 64Bit版でのみ検証しています。その他のエディション、バージョンでの動作は確認していません。また本記事の内容を実践した如何なる不都合や損失に対して執筆者は責任を負いません。自己責任でお願いします。

下準備
 本機に搭載するSSDを予めUEFI起動のWindows10形式にパーティションを作成します。本機に搭載予定のSSDをUEFI起動可能な他機種にセットしてWindows10セットアップUSBメモリから起動します。

セットアップ画面(インストール種類設定:カスタムを選択)


搭載するSSDを選択してインストールパーティション容量を決めます

 この画面で新規をクリックするとインストールパーティションの容量を設定できます。


EFI起動のWindows10形式のパーティション構成が自動で作成される

 今回はインストールパーティションに25GBを割り当てました。それ以外のパーティションは今は追加しません。起動パーティションはできるだけ小さくしソフトやデータは他のパーティションに入れる方が安全です。(いろいろな意味で)

ついでにフォーマット可能なパーティションはフォーマットしておきます。

Windows10をセットアップする
 本機を内臓eMMCから起動し、「Windows To Go Creator」をダウンロードしてインストールします。


インストールしたいイメージとエディションを選ぶ

 Windows To Go Creatorを起動しWindows10のISOファイルを選びます。下にインストール可能なエディションが表示されるので今回は「Home」を選択。


USB3.0 SSDのパーティション情報とインストール先指定

 次に上でパーティションを作成したSSDのドライブ(デバイス名)を指定すると下にそのSSDのパーティション情報が表示されます。インストールにはまず起動パーティションとインストールパーティションの2つを指定する必要があります。

 1、起動パーティションにはEFIパーティション
 2、ブートパーティションには25GBのパーティション
 3、インストールモードはレガシーのままで

をそれぞれ選択します。注意点として、

 1、MBRパーティションでは本機は起動しない
 2、一度でもEFIパーティションに書き込みを行ったSSDにはインストールできないのでパーティションの再構築が必要
 3、本機は32Bit版Windows10は起動できない
 4、各パーティションはフォーマット済みであること


書き込み開始

 間違いが無いことを確認して書き込みを開始します。Windows10のISOファイルはeMMCにコピーしておいたほうがインストールは早いです。(ちなみにネットワーク経由だと30分以上かかる場合があります)


書き込み完了

 書き込みが完了しました。これでこのUSB3.0 SSDから起動してWindows10のセットアップが継続でき以後、起動可能になります。画面にもあるようにBIOSにて優先起動デバイスの選択を行う必要があります。

 1、起動デバイスをUSB3.0 SSDのWindows Boot Manager(ASMedia USB 3.0 Device 0)に変更
   ()の中は変換基板のデバイス名
 2、Fast BootはDiseableに設定(不具合回避)
 3、Secure BootはDiseableに設定(不具合回避)

以上の選択の後BIOS情報を保存して再起動すればUSB3.0 SSDからWindows10が起動するようになります。

Windows10設定
 デスクトップが表示されるまでセットアップが完了したら直ちに不具合回避の設定が必要です。
タスクバーのWindowsマークを右クリックしデバイスマネージャを起動します。

 1、「ディスクドライブ」にある「ASMedia USB 3.0 Devive SCSI Disk Device」を選択してプロパティを表示
 2、「詳細」のプロパティ「親」を選択
 3、USB\VID_174C&PID_55AA\MSFT301806B2802484____の赤字の部分を控えておく

 ※、赤字の部分は使用する変換基板の種類により異なります

タスクバーのWindowsマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」をクリック。「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します。


 1、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbflagsの「174C55AA0100」を開き新規「DWORD」を名前「DeviceHackFlags」で値400(バイナリ)を作成


 2、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbstorに新規キーを名前「174C55AA」で作成
 3、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbstor/174C55AA/に新規「DWORD」を名前「DeviceHackFlags」で値400(バイナリ)を作成

これで起動中にUSB3.0 SSDをサスペンドや省電力機能(OS側)でロストして不具合を起こす心配がなくなります。

Windows10インストールについて
 起動媒体が変わるだけで上記手順を実行すれば、それ以外は通常のWindows10と同じセットアップ方法でOKです。本機はランダムアクセスが遅い影響でWindowsUpdateにかなり時間が必要です。また、まれにドライバインストール中にブルースクリーンにて停止することがありますがUSB3.0ドライバインストール(又は更新)時にデバイスリセットがかかる影響のようです。再起動してセットアップを再開できます。

パフォーマンス
 本機eMMCに比べUSB3.0 SSDの速度は「直線的な読み書き」であれば3倍以上高速に、「ランダムアクセスは同じかUSB3.0のボトルネックで若干下がる」という結果に。体感的には「早くなった」と感じるところと「やっぱり遅いな」と感じる部分もあります。とくにWindowsUpdateやDefenderのウイルスチェックなどは細かなアクセスが頻発するため遅く感じます。ですがWindows10起動やソフトの起動、ゲームの読み込みなどは十分早さを体感できます。(まぁ昨今のPCIexpress接続のSSDには遠く及びませんが)

これで本機にも大容量SSDを載せて過去ゲーやちょっとしたWEBでの調べ物など問題なく現在でも使用することができます。

外付けHDDケースを内蔵用に加工

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必要な機能を1つに
 最近コンピューター機器に対して欲が薄く(笑)なっているような気がする今日この頃なのですが、複数ある周辺機器とりわけ外付けHDDなどを1つの大きな筐体に纏め、最終的に1台のPCに加工できないか構想を練っている所です。

まず外付けHDDを内蔵用に加工
 簡単な話、外付けHDDをPCに内蔵したければちょっと大きめのタワー型PCケースを購入すれば事足りるでしょう。しかし私はタワー型PCというのがあまり好きになれず(住宅事情で置き場もない)できればデスクトップ型で棚に設置でいないかを考えてみたのですが、市販のデスクトップPCケースでは思ったほどストレージなどの周辺を内蔵できないようです。

 そこで考えたのが旧世代のPCを改造することにより中身を現在使用しているPCに入れ替え、PCケース自体も作り変えてしまおうと思います。まずは手始めに外付けHDDを内臓用に加工してみました。


加工した外付けHDDフレーム(以下HDDユニット)

 写真の加工した外付けHDDは玄人志向のRAID型2台用HDDケースの皮を剥いてUSB3.0コネクタをはずして、ケーブルを適当な長さで直付けしたものです。HDDのモードはシングルモードで固定しています。このHDDユニットは+12V単一電源で動作可能でUSB3.0信号が入力されていない場合HDDの電源を切る仕様になっています。内蔵にあたり機能上不必要なものは総て取り外して内臓向きに改造しています。

 HDDユニットのサイズは
  奥行き:175mm(HDD含む)
  幅:120mm(ローレットネジ含む)
  高さ:68mm

取り付けは金属フレームに穴を開けてネジかリベットで固定すれば良いでしょう。複数設置する場合にはユニット同士を5cm程度離せばローレットネジでHDDの交換も可能です。(ちょいと狭いけど)


制御基板

 目の見えないおじさんが必死にUSB3.0の配線を半田付けしていますが出来上がりが汚い(笑)。まぁテストでは正常動作しましたのでいつでもPC筐体内に内臓可能です。接続はUSB3.0 TypeAコネクタと+12Vの電源をATX電源に直付けしようかと考えています。

信号線はPC筐体内でUSB3.0 HUBなどを用いて接続すれば筐体のスペースが許す限りユニット毎に増設することができるでしょう。

さて、次はPC筐体選びにでも行ってきましょうか。

PC-9801UV11を保護。その後ガワだけに・・・

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懐かしのPC-9801げっとぉ~
 本日大須商店街へ買い物に出かけ第一アメ横2Fの某ジャンクショップにてNEC PC-9801UV11を保護してまいりました。ただし再生目的ではなく筐体のみを利用した改造PCを作るための部品として購入しました。


既にバラバラw

 本機の状態は通電(電源)OK、FDD(アクセスランプ点灯とヘッドシークまで)OK、ぴぽっ音OK(笑)という状態です。映るモニタがないためこれ以上の確認ができませんでした。マザーや電源のコンデンサにお漏らし(笑)も無く綺麗です(バックアップ電池もお漏らし無し)。その後マザー(Cバススロット含む)、FDD、電源を取り外して「保管」し、ケース(筐体)のみを改造用に使用します。

本当は初代PC-9801もしくはPC-9801VMシリーズが欲しかったのですが某店には置いてなく目に付いた本機を購入しました。私の矜持としてPC-9801はカスタードクリーム色(笑)とブラウンフォントとフロントラインのあの形状でこそだと考えていますので、それ以外のPC-9801シリーズは除外しています。


筐体のみになった本機

 本機筐体内部は錆が殆ど無く多少の埃の堆積意外は綺麗です。少しの清掃で綺麗になりました。


正面から

 本機はFDD2基以外の記憶装置は搭載しておらず、また増設も内蔵ではできない機種です。ですが昨今の小型マザーと2.5インチHDDやSSDを搭載すればある程度の増設も可能でしょう。


フロントフェイスとFDDフロント部

 フロントフェイスはFDDのフロント部と共に洗浄と日焼け落としを行っています。


外観

 工具との比較して本機が当時如何に小型であったかが良くわかります。現在でも小型デスクトップとして通用する大きさだと思います。

今後の予定
 本機の筐体にSFX 300W電源基板、12V-19V 8Aコンバータ、ASRock H110M-STXマザー、2.5インチSATA HDD1基、USB3.0 HDD2基を内臓して旧型PC筐体を使ったWindows PCを組み立てようと考えています。

複数のUSB HDDのアクセスLEDを1個のLEDで表示したい

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USB HDDのアクセスランプ
 殆どの外付けUSB接続HDDアダプタのアクセスLEDは電源の通電表示を兼ねており通電でLED点灯、HDDアクセスでLED点滅という表示の仕方をします。

PCのアクセスLED
 PCのHDD/SSDのアクセスLEDは電源表示の必要がないためアクセスがあった時にLEDが点灯します。

PCの表示に合わせる
 PCのアクセスLEDにUSB HDDのアクセスLEDの表示を合わせるにはUSB HDDのアクセスLEDの信号の状態を反転すればPCの表示と同じようにできます。(厳密には点灯方法が違うためあくまで見た目の表示)

回路図


 上の回路図は5台のUSB HDDのアクセスランプの電位を反転してフォトカプラを通して1個のLEDの表示を制御する回路を描いてみました。使用する各部品により図内の抵抗値を変える必要がありますが概ね図のままで動作するはずです。

入力の電位が5V(LED点灯時)の時、出力のLEDは消灯。5つのUSB HDDの何れかにアクセスがあった場合入力の電位が0V(LED消灯)になるので出力のLEDはフォトカプラの動作により電流が流れ点灯する仕組みです。

最近作り始めたレトロPCの筐体をつかったWindowsPCを組んでいるのでこの回路を組み込んでみようかと考えています。

PC-9801UV64(仮)製作開始

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PC-9801をインテリアとして蘇らせる
 先週大須の某ジャンクショップで入手したPC-9801UV11のガワ(シャーシ)を使い、WindowsPCを組もうと計画。今回はケースに対して部品配置と板金加工(穴あけ)、さらには通電前の試験まで行います。

配置は数日前に決まっていましたのでケースに穴あけをして組み立てる所から紹介します。


ケースに穴をあけ部品を配置

搭載されている部品
 ・マザーボード:ASRock H110M-STX
 ・ストレージ:
  2.5インチ 500GB SATA SSD
  2.5インチ 320GB SATA HDD(仮) USB3.0接続予定
  上記以外に3.5インチベイを使い2.5インチHDDを最大4基増設可能(USB3.0接続)
 ・電源:SFX 300W +5V,+12Vのみ出力に改造、100V投入と同時に電圧を出力


後ろ側から

 ここでは部品不足から配置のみですがDC-DCコンバータを搭載すればPCとして動作します。


USBポートとモードスイッチとリセットスイッチ


フロント側から

フロント側の加工は元DIPスイッチの場所にUSB2.0ポートを2つ、元のモードスイッチとリセットスイッチをオリジナルに模して配置(未使用)しています。(考えてみればWindowsPCでリセットスイッチを使う場面はほとんど無いですね)ケースの足には「インシュレータ」を装着し嵩上げしています。これは底面に使用したセットビスのため底面を持ち上げる必要があるためです。


電源スイッチはオリジナルのメカニカルオルタネートスイッチ

電源スイッチはPC9801UV11の電源スイッチをそのまま活用し「カチンッ!」という独特な感触でSFX電源の一時側電源(100V)をON/OFFします。本機に搭載したSFX電源はP.S.ONをGNDに繋ぎ一時側電源が投入されるとすぐに二次側電圧を出力するように改造してあります。


シャドウストレージ

ストレージは基本的にマザーの下に配置し、私が所有するSTXマザーはSATA SSD/HDDが1基のみ接続できます。(購入時接続ケーブルが1本しか付属していなかったため)残りのストレージはすべてUSB3.0接続でマザーのUSB3.0ポートに接続します。

STX意外にも
 本機にはSTXマザー以外にIntel NUCも搭載できるように加工しています。


NUCマザーを載せた状態

 NUCを載せる理由はマザーが余っているからというのと、初代のNUCは12Vで動作可能なためDC-DCコンバータが無くても電源のテストができるため暫定的に取り付け可能にしました。


電源のテストのためNUCを起動した状態

 起動テストはフロントパネルの製作が未着手なためケーブルを引き出して各種スイッチやLEDを取り付けています。予定では本機キーボードコネクタの穴をLED付プッシュスイッチに改造してマザーボードの電源とパワーLED表示に使おうかと考えています。


電源LED

 電源表示LEDの緑が優しい点灯で結構すきなのです。昨今の「何でも青色」「やたら高輝度」なLEDの乱用には物申したい今日この頃です(笑)。本機では電源表示「緑」、ストレージアクセス「赤」の半透明でLED全体が淡く光るタイプのLEDを使用します。

 アクセスLEDはFDDのフロントフェイスにあるアクセスランプの窓に赤色LEDを接着して本機のアクセスLEDにしようと思います。FDDのフロントフェイスとスイッチ類、FDDのシャッターは追加で「漂白」が必要なため取り外して保管しています。

フロント周りはわりと簡単だが・・・
 フロントの加工はほぼ終わったといって良いでしょう。問題はリア側のパネルで、昨今のマザーボードを収める関係で強制給排気は必須となっています。となるとリアパネルは完全に作り直しな方が楽なのかもしれませんが、その前にリアパネルの固定に少々難儀しそうです。

今考えているのは最大の熱源であるCPUクーラーの熱を素早く排出できる電源側吸気、マザーボード側排気で何れもリア側のパネルから行われます。本機の板金の構造上それ以外は難しいためでステンレスのパンチング板を使用する予定でいますが、板厚が0.6mmと薄く強度が低いため補強が必要になるでしょう。あとは私自身が一枚板の加工用工具を所持していないのが問題でFAN用の穴を切り欠くのにも苦労する始末です。

最小の手間でリアパネルを作るのにパンチング板を使用するのはいいけど固定する場所がCバススロットと元の電源シャーシの2箇所、上蓋の固定ねじの3箇所が失われるため新たに固定用の板金加工が必要になりました。

さてさてどうしたものか・・・

PC-9801UV64(仮)製作 その2

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フロント周りが完成に近づく
 部品不足と取り扱い中に破損など色々と進行が遅い本機の改造ですが、フロント周りが完成に近づいてまいりました。


PC用起動スイッチとLEDの配置

PC-9801UVのフロントをできるだけ改変しない方向で本改造を行っているためかなり変則的な配置ではありますが、インテリアとしてのレトロPCと現在のWindowsPCの同居が可能になってきました。


スイッチ類の基板

 この長細いユニバーサル基板のおかげでスイッチ類のオリジナルの模倣とWindowsPCへの改変が可能になっています。この基板にはSFX電源の5Vからパネル電源LEDのための抵抗と分解時のメンテナンス性の為のコネクタを配置しています。あとPC側POWER LEDとPOWERスイッチも実装しています。

パネルLEDの光が弱いため抵抗値を1KΩ⇒470Ωへ変更しようか検討中です。


内部の整線

 内部のUSB2.0とパネル配線をケース縁を通して筐体内を多少スッキリさせています。終端された電源線(赤、黄、黒)は後日部品が揃い次第接続していく予定です。のこりは破損したRESETスイッチ(PC POWERスイッチ)の交換とFDDのフロントフェイスの漂白が完了次第アクセスLEDを取り付けて本機のフロント部分はほぼ完成です。

フロントが完成すれば本命のSTXマザーを駆動させるべく作り込みが始まります。

PC-9801UV64製作 その3

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STXマザー専用に・・・
 電源のテストでNUCを載せていた本機ですが、本命のSTXマザー用の配線を行いASRock H110M-STXを載せました。


STXマザーを載せた様子

 STXマザーはパネル用信号コネクタの形状がATXと互換性が無いためSTXケースからコネクタと配線一式を本機に移植してSTX専用に作り変えました。


USB3.0 HUB(3.5インチベイについている白いの)

 STXマザー搭載に伴い増設ストレージ用のUSB3.0 HUBを取り付けました。と言っても3.5インチベイ横に強力な両面テープで貼り付けただけですが(笑)表裏間違えて両面テープを貼ってしまったため少々見苦しい状態になっていますが・・・。


信号線

 信号線は筐体壁沿いを這わせることで内部空間を確保しています。あとは破損したスイッチとDC-DCコンバータを取り寄せて本格稼動の準備に取り掛かろうと思います。(早くても来月半ばになりそうですが)

PC-9801UV64製作 その4

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HDD/SSDアクセスランプ
 FDDのフロントフェイス本体の漂白が終了しましたので本機フロントパネルに「接着」。FDDパネルのアクセスランプ窓に赤色LEDを「接着」しSTXマザーのHDD/SSDアクセスランプと増設HDD/SSDのアクセスランプにします。LEDにはピンコネクタ付の線を半田付けし、本機フロントにあるユニバーサル基板上のSTX信号線、増設USB3-SATA変換基板のアクセス信号線のピンソケットに接続できるようにします。


ボンドで接着中のフロント部分

 FDDパネルはシャッターとイジェクトボタンが「漂白」中で付いていませんがアクセスランプが付くことで一気にPCらしくなります。


アクセスランプ

 LEDはFDDアクセスランプ窓に垂直に接着し、横向きに配線を半田付けすることで高さを抑えています。また接着が完了したらLED付近を「黒」などで塗装しLEDの光が周囲に漏れるのを防ぎます。

PC-9801UV64製作 その5

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電源変更
 STXマザーを載せるようになりSFX電源からDC-DCコンバータで19Vを作ろうと考えていましたが、内部ストレージを2.5インチに固定することでSFX電源の換わりに5VのDC-DCコンバータのみで増設ストレージが動作することに気付き(笑)電源を置き換えることにしました。


電源置き換え後

 バックパネルが無いためDC19V入力ジャックが仮付けになっていますが、19Vから5Vを作り増設HDDやSSDを駆動するように変更。ケースFANは5Vで駆動する8センチFANを設置しようと思います。


動作中の様子

 筐体内も余分な配線が(今の所)無いのでスッキリしています。余分な出費が無くなったので助かりました(笑)

H110M-STX/COMセルフパワーUSB HUBで起動不能に陥る場合がある(解決法)

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まさかの起動不能
 H110M-STX/COMはUSB HUBにセルフパワーの製品を使った「ある状態」において起動不能に陥ります。

それはマザーボードに電源の19Vを供給していない状態で、USBポートにセルフパワーのUSB HUBを繋ぎ、さらにUSB HUBからマザーに5Vが供給されてしまう場合です。

USB HUBからUSBケーブルを通ってマザーのUSB2.0/USB3.0ポートへ5Vが入り、マザーの内部回路に中途半端な5Vのみが供給されて内部で誤動作の末起動シークエンスがおかしくなるようです。

解決法
 上記状態においてマザーが起動しなくなった場合の復帰方法を掲載します。

手順
 1、マザーに繋がっているすべての配線を外す
 2、マザーをケースから外す
 3、バックアップ電池を外し10秒以上放置
 4、バックアップ電池を取り付け
 5、マザー裏側のCMOS CLEARパターンをショート
   部品未実装パターンをマイナスドライバーなどで短絡する
 6、マザーをケースに組み付け配線を戻す
 7、電源を入れて通電
 8、BIOS画面に入り再設定し再起動

上記手順にて無事起動することを確認。まったくUSBポートに逆電流防止の対策くらいしてほしいものです。

名古屋大須商店街ジャンクPC販売店

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更新:2019年11月04日

私が名古屋大須商店街でジャンクPCを探す店舗について
 最近は、はっきり言ってジャンクの定義にはまる中古PCを販売しているのは「パウ」のみと言って良いくらいです。あとはかな~り世代の古い中古PCをジャンクとして販売している携帯ショップもありますが私は入店していません。高いしw

●パソコンショップ パウ
 第一アメ横ビル二階にある小さな委託がメインの中古品販売店。数年前に男性店員が商品を足蹴りしているのを目撃してからというもの入店を敬遠していた。現在、私が見に行くと男性(店長かな?)と女性店員が店番をしている。

最近になってジャンクPC率が多くなってきているが、品質としては「破損品」がメイン。外観が良さげなものは内部にクリティカルな破損があり起動できる製品は少ない。委託品は面白い製品があるが価格が高め。

外国人の爆買を目にする機会が多く我々ジャンクユーザーが状態の良い製品を入手し難くなっている。またPC-88や98などのレトロPCなどが目立つようになってきた。

レジ回りを遮蔽物で覆ったばかりに万引き被害にあう。TV放映されたようだ。まったく不名誉な宣伝になってしまったね。

●じゃんぱら名古屋大須店(4角信号南)
 品揃えはやや面白い。奥にPCパーツの中古があり、稀に掘り出し物がある。店舗の商品は割りと高め。

●イオシス 名古屋大須店
 中古PC(整備完動品)、モバイル、スマホなどの中古品販売。スマホ購入でよくお世話になる。品揃えは多い。初心者だが中古がほしい場合この店で購入すればハズレを引くことはまず無い。名古屋は他の地域の店舗よりも価格が高い。通販を利用して他の地域の店舗から性能が高い製品を安く入手できる。

●パソコン工房 グッドウィル 名古屋大須店
 中古品の完動品を販売。最近できた商業施設1階に移転した模様。元家具屋ビルから比べ規模を大幅縮小している。

●ドスパラ名古屋・大須店(メガタウン前?3F)
 中古品の完動品が多い。ジャンクは少なめだが安価な投売り品をよく見かける。動く中古がほしい場合ハズレを引くことは少ないだろう。奥にはPCパーツの中古が多く、偶に掘り出し物がある。

●ショップインバース名古屋
 メガタウン(立体駐車場)の1F奥のジャンク屋。ジャンク品の曜日割引などを行っているが、品物に対する価格のつけ方が可笑しい。Core2Duoノートを今時1万数千円の値段を平気でつける。過去何度もお世話になったが、昨今の可笑しな価格のせいで購入には至らない。

●PCコンフル
 メガタウン駐車場角の交差点?をちょいと西に行った所にある中古PC店。購入後即動作可能な中古PCを揃えている。しかし価格設定が少々高めで第二世代PCを平気で3万とか価格を付ける。

PC-9801UV64製作 その6 リアパネル

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更新:2019年11月07日
 記事執筆開始。当記事は追記されます。

リアパネル製作
 本機最後の大仕事の「リアパネル」の製作に入る前にレイアウトなどの構想を行うことにします。


本機リア部、現在の様子

 本機のバックパネルは1枚板に拡張スロットカバーが付いている「分離式」で、300mm×85mmのサイズです。また組み付け方法が変則的で本改造では取り付け穴加工からすべて行う必要があります。


少々小さいがパネルイメージ図

 上の図はバックパネルの大まかな配置をイメージしたもので、回路図作成ソフトで描いたため丸穴が四角で表現されています。まぁ大まかなイメージが掴めればあとは現物合わせでもどうにかなります。(本当か?)


パネル開口が必要な部分

 さてイメージが纏まったので必要部材を選定して手配しようと思います。

PC-9801UV64製作 その7 スペックについて

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更新:2019年11月09日
 執筆開始。この記事は随時追記変更されます。

レトロPCのケースを使ったWindowsPC

PC-9801UV11の筐体を使ったPC(加工中)

 本機はNECが1988年に発売されたPC-9801の小型版です。現在から数えてなんと31年前のPCということになります。購入当時まだ起動可能でしたがインテリアとしてのPC-9801風WindowsPCを製作するべく内部基板や電源を外して保管し、ケースを改造してWindowsPC用のパーツを内臓しました。

筐体
 本機筐体サイズは305mm×240mm×95mm(改造後インシュレータ含む)で現在の小型デスクトップPCと同等の大きさです。外観にある3.5インチFDDはフロントフェイスだけのフェイクでアクセスLED窓にLEDを取り付けマザーのアクセスランプと増設ストレージのアクセスLED1基分を表示可能。

マザーボード
 本機はマザーボードにSTX規格を採用しオンボードデバイスのみの比較的小規模な演算能力を必要とする作業向けのPCとして加工しています。

対応マザー
・ASRock H110M-STX
  第6-7世代 Intel® Core™ i7/i5/i3/Pentium®/Celeron® LGA1151

上記マザーボードは65W CPUに対応。バックパネルはメッシュ板切り抜き一体加工なため他のマザーボートとは互換性が無い。また上記マザーボードのVGAポートを取り外して改造しています。

CPU
 本機に搭載しているCPUは第7世代Core i3-7100。
Intel CPU Core i3-7100 3.9GHz 3Mキャッシュ 2コア/4スレッド LGA1151 51W
CPUクーラーはDESKMINI110購入時付属を流用。最大発熱65~70度程度。

メモリ
 本機に搭載しているASRock H110M-STXはDDR4-2133およびDDR4-2400に対応。
現在DDR4-2400 4GB×2枚の8GB搭載。

グラフィックス
 搭載CPUに依存。

ストレージ
 本機の搭載マザーは
・M.2 PCIe Gen3x4 MKey NVMe 2280 SSD×1
  SUMSUNG 960 EVO 250GB
・SATA HDD/SSD×2(ケーブルが無いため本機実装は1基のみ)
  SATA-MSATA変換経由 SUNEAST 512GB SE800 mSATA SSD

増設ストレージ
 本機にはUSB3.0接続HDD/SSD用4ポートUSB3.0 HUBを内臓。3.5インチベイに専用2.5インチ変換ブラケットを使用し最大4基の2.5インチSSD/HDDを内臓可能。そのほかにUSB3.1ポートに1基のUSB3.0接続SSD/HDDを接続可能。いずれもUSB3.0 SATA変換ケーブルを使用して接続。

・USB3.0 TypeCポート
  CFD CSSD-S6M256CG3VZ 256GB SSD
・USB3.0 HUBポート
  現在未接続

フロントI/O
・USB2.0×2

リアI/O
・DC19V 10A(MAX)ジャック
・USB2.0×1
・USB3.0 TypeA×1
・GigaBit LAN×1
・HDMI×1(音声出力兼用)

電源投入フロー(PC起動)
 本機は主電源とPC POWERを分離して別操作で起動します。

①本機POWERボタンを押してマザーと増設ストレージに電源を投入
②本機RESETボタンを押すことでPC起動

上記の操作は本機のケース構造のための措置。また電源を直接入り切りしているため電源断時に待機電流が流れないため省電力です。シャットダウンは上記操作を逆順で実行する。PCの起動状態はフロントUSBポート横にあるLEDにて確認できる。

実行可能OS
・Windows7 Home/Professional SP1 32Bit/64Bit
・Windows10 Home/Professional(無印) 32Bit/64Bit

現在Windows7 Professional SP1 64Bitをインストールし使用中。

禁則事項
 本機マザーボードに電源が投入されていない状態でUSBポートにセルフパワーUSB HUBなどの5Vを印加してはならない。内部回路に5Vが逆流し起動不能に陥る。(復旧可能だが要マザー取り外しな為、非常に面倒である)

PC-9801UV64製作 その8 仕様変更

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更新:2019年11月23日
 執筆開始

WindowsPCに近づける
 PC-9801UV11の筐体を使ったWindowsPCを製作している昨今。以前までの構成では色々と不便だったので現在のWindowsPCに仕様を近づけるために内部構成を変更しています。

電源をマザーボードから取る

マザーのパワースイッチ起動に変更

 PC起動のシークエンスをマザーボードのパワーボタンで起動するように一本化。筐体のPOWERボタンをマザーのパワースイッチに変更してPCを起動し、増設部の周辺機器の電源をマザーボードに連動させるべく改造に入りました。


内部(増設電源部変更前)


改造後のブロック図

 本機を起動するとマザーからUSB2.0の+5Vを出力するようにBIOS設定を変更し、出力されたUSB2.0の+5Vでリレーユニットを駆動します。+5Vによってリレーは電源の+19Vを「ON」し増設機器用のDC-DCコンバータへ電力を供給する仕組みです。この改造に合わせてリレーユニットとDC-DCコンバータを再度購入して交換する予定です。

フロントUSB変更
 フロントUSBヘッダをUSB2.0からUSB3.0 HUBへ変更予定。これによりUSB3.0機器の接続に対応できるのと、内部USB3.0接続機器を増やすことができます。フロント用USB2.0をリレー駆動用に変更することによる措置。

吸気FANを12V 静音タイプに変更
 本機空流改善の為に増設した吸気FANを10~15mm厚12V駆動の製品に交換予定。できるだけ静音な製品を選びFAN用DC-DCコンバータを増設して回転速度を変更できるように改造する予定です。

PC-9801UV64製作 USB変換基板故障

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設置後約10日で故障w
 1基目の増設ストレージに使用していたUSB3-SATA変換基板が動作していないことに気付いた。本機をバラして基板を見てみると通電中にも関わらずアクセスランプが点灯していない。つまりは変換基板が動作していないということである。


件の変換基板

 変換基板には電圧が来ているが動作していない様で故障と判断。本機に内蔵している+5V用DC-DCコンバータの出力電圧をモニタしていると瞬時ではあるものの5.6V台のOV(オーバーボルテージ)を発見した。おそらくはDC-DCコンバータのOVによる破損ではないかと推測する。

 よって早急に本機の+5V用DC-DCコンバータを交換しようと思う。(中華製コンバータは安定性が足りないようです)現在はDC-DCコンバータの負荷は吸気FANのみなのでDC-DCコンバータを新しく入手するまでは増設ストレージは繋がないようにしようと思う。

ASUS Vivobook E200HAを保護

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薄型ローエンドノート
 本日大須アメ横メガタウン1Fの某中古PCショップにてASUS Vivobook E200H(A)を保護してまいりました。本機はAtom SoC x5-Z8300を搭載した2016年発表のローエンドノートです。仕様は「こちら(PDF)」

故障箇所なし:
 本機の動作を確認していますが故障箇所は無いようです。性能の低さに我慢できずジャンク扱いで投売りされた可能性あり。ですが言うほどパフォーマンスは低くないように感じます。搭載メモリが少なく使用場面が限定されるだけのようです。


価格は9800円(実際は8800円+税)

必要最低限の機能
 本機はSoCに4コアAtom、メモリは2GB、ストレージは32GBとWindows10 Home 64Bit版がインストールされておりPCとして最低限の仕様です。またストレージが本機シングルスレッド性能の低さによりアクセス速度が非常に遅いようです。(USB2.0接続のHDD並みの遅さ)


本機外観。薄型でスッキリしています。

4コアのAtom SoCが搭載されていますがお世辞にも使い勝手が良いとは言えません。すべてはストレージの遅さが原因のようです。ですがBay Trail世代のSoC(N2815など)と比べるとコア数とメモリスピード、グラフィックス性能で本機の方が良い動きをしているように感じます。

内部
 内部はタブレットPCに大きめのキーボードと開閉式液晶画面を付けたような構成で、本体の大部分がバッテリーというちょっと笑ってしまうような構成です。


内部。大部分がバッテリースペース(笑)

マザーボード
 本機のマザーボードを取り出してみました。構成部品は少なめでキーボードのアルミ板でSoCの放熱をしているほど低発熱の様です。


マザーボード表面。SoCとメモリ、ストレージがあります

メモリはDDR3L-12800 2GB シングルチャネルです。メモリチップがマザーボード表裏に2個づつ、計4つ付いてます。ストレージはeMMC 32GBでWindows10がプリインストールされていましたがバックアップを取った後、初期化しています。


マザーボード裏面。電源関連とI/O部品が少々

改造
 本機はパフォーマンスチェックする間も無く我が家流のPCに改造されるのでした(笑)

改造箇所:
・カメラとマイクを無効化(接続ケーブル撤去)
・バッテリー撤去(制御基板は残します)
・分解後内部清掃
・USB3.0 TypeAコネクタ撤去
・USB3.0側5V電源部小改造
・USB3.0接続M.2 SATA SSD変換基板内臓(2280タイプが取り付け可能)
・筐体USB3.0コネクタ部メクラ処理
・USB3.0部の筐体に追加のシールド処理
・スピーカーケーブル取り外し(コネクタ抜き)
・電源線に延長ケーブルをマザーボードに直付け(電源入力容量増量の為)
・BIOS バージョン303にアップデート

本機の欠点
・電源アダプタ容量不足
 USBバスパワーを満足に供給できない
 電源容量増量でUSBバスパワー問題解消
・UEFI BIOSが64Bit専用で32Bit OSがインストールできない
・Windows10再インストール中キーボードとタッチパッドが効かない
 致命的(笑)。USB接続マウス、キーボード、USB2.0 HUBなどを用意しないとWindows10のクリーンインストールができません。
・eMMCのアクセス速度が遅い
 セキュアブートを切り、Windows10のDefenderを無効化すると多少使えるようになります。
・液晶パネルがグレア(映り込みあり)

動作について
 本機はAtom SoCを搭載することで低消費電力と小型軽量を実現していますがCore CPU搭載PCには遠く及ばないほど非力なPCです。ですが4コアあるので一般的なWEBブラウズや動画再生などは問題なく実行できます。ストレージのアクセス速度が遅いため各所で「もたつき」が発生するのは本機の仕様ということになります。ですがWindows10の設定次第ではかなり軽減できるようになります。

アンバランスなSoC
 本機に搭載されるAtom x5-z8300というSoCは4コアのAtom CPUに12EUのグラフィックス、PCに必要な基本デバイスを1チップに内蔵した構成です。ですがCPU1コアの性能が低いわりにグラフィックス機能を強化したため「CPUの鈍足さでグラフィック性能が生かしきれない」製品になっているように感じます。グラフィックス機能の強化の影響がパフォーマンスだけでなく発熱に出てきます。また初期ロットのSoCではIntelが提示したリファレンス電源回路に問題があり、かなりの初期出荷製品(PC)に何かしら不具合が発生していたのも事実です。(電源設定で高パフォーマンス状態では動作させられないなど)

本機では発熱による不具合が無いかわりに付属ACアダプタの容量が低いという不具合が発生しています。ですが電源アダプタを高容量の製品に交換すれば解決できるレベルです。

OSの選択肢がない
 本機のUEFI BIOSの仕様で64Bit版OSしか起動できないように細工されています。本来ならメモリやSoCのスペックから32Bit版OSの選択肢があって然りなのですが後になって同機種、同型番で搭載メモリ4GB版の同機を発売した経緯があるASUSの正気を疑うレベルの製品でもあります。

動作可能OS
・Windows10 Home 64Bit
 OSインストール時にASUS掲載の本機用ドライバの一部が適用できないなど不具合も多数見受けられる。中でもチップセットドライバがインストーラーからインストールできないのはまったくもって不具合以外何者でもないように感じます。

動作不可能OS
・WindowsToGo(パフォーマンス不足で実用的ではない)
・Windows 32Bit版(MBRとUEFI起動ができない)
・RemixOS 64Bit版(メモリ不足で不具合発生)
・RemixOS 32Bit版(起動不可)

ゲームパフォーマンス
 Windows7時代の2Dのゲームがほぼ動作可能です。3Dゲームに関してはAtom SoCのパフォーマンスではフレームレートが出ずに満足なプレイは難しいと思います。グラフィックス性能はけっこうがんばると思うのですがCPU性能が台無しにしているようです。ただ3D機能は使うが2Dのゲーム(フレームバッファとテクスチャを使用するゲーム)ではフレームレートを秒間30フレームに設定することで問題なく動作する製品も多いです。

Windows10インストール時の注意
 本機にWindows10をインストールする際の注意と必要なものをメモします。

・USB接続のHUBと同じくキーボードとマウス、Windows10インストールUSBメモリ
 上の3つが同時に動作できないとWindows10インストール時に本機内臓のキーボード、タッチパッドが動作しないためインストールに支障が出る。

・デバイスドライバはチップセットドライバとATKPackage、GPIO、TXEIを用意(ASUSのHPよりダウンロード)
 それ以外をインストールするとタイミングによっては誤動作を起こしWindows10の動作に支障をきたす。

・チップセットドライバはDriverフォルダ内の各デバイスを手動でインストールする必要がある
 Setupがまともに動作しない

・ATKPackageはWindowsUpdate完了後にインストールする
 特定のKBが無いと言われてインストールできない

ASUS Vivobook E200H(A)にストレージ(SSD)追加

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更新:2019年09月13日
 SSD増設完了。

購入したAtomノートが遅すぎる
 本日購入したASUS Vivobook E200H(A)ですがメモリ2GBしかないのにWindows10 Home 64BitだわセキュアブートとDefenderのせいでファイルアクセス速度が遅いわでかなり使い勝手が悪い設定になっていました。


小型で薄型。軽量なのは良いけど・・・

 体感速度が遅いのはストレージがeMMC 32GBでアクセス速度が120MB/sと遅く、そこにセキュアブート(暗号化)やWindows10のDefenderなどが動くためにファイルアクセスが重くなっています。アクセス速度が遅いのは仕方が無いとしても容量が少ないのは問題なのでSSDを追加したいと思います。

加工
 本機筐体に銅箔テープを貼るために邪魔な凹凸を極力減らし信号線や実装部品が接触しないように加工します。

仕切りを削り取る


銅箔テープでノイズ対策(部品側:接続テスト中)

部品やハンダ付け部分に触れそうな箇所にはテープで絶縁処理しています。(見えませんが)


銅箔テープでノイズ対策(裏蓋側)

用意した銅箔テープが小さいため予定よりも狭い範囲となりましたがシールドが必要な場所はすべて覆うことができています。こちらは全ての面(本体接触部位外)をテープで絶縁しています(見えませんが)

SSDを内臓してみる
 本機のバッテリーを取り外し内部の広大な空き地(笑)にUSB3.0 M.2変換基板を設置。実際にSSDを載せて筐体内に収まるか検証します

変換基板とSSDを載せてみる(配線後)

SSDの設置には「部品が基板片面実装の変換基板」と電源安定化の為コンデンサ10V220μF程度が必要です。取り付け高さに制限(7mm以下)があるので収まる製品を探すのに苦労します。SSDにつけている放熱パッドは裏蓋と電気的に接触するのを防ぎ、放熱も兼ねています。

配線

配線とコンデンサ

 USB3.0の信号線は可能な限り短く配線できればシールド線を使う必要は無いようです。ただし筐体に銅箔などでシールド処理が必要です。目が見えなくなりつつあるおじさんがプルプル震える手で細かい箇所にハンダ付け作業は困難を極めましたが(笑)


電源引き込み(ヤニで汚れて汚いですが)

 変換基板への5Vはマザーボード上の一次側5Vから採り、制御ICを通った二次側には何も繋げていません。この処置は「セレクティブサスペンド」と「電流制限」を回避するためです。写真上の黄色い配線の位置が一次側5Vです。

動作テスト
 接続したUSB3.0 SSDが「今度こそ」ちゃんと動作するかベンチマークを採ってみます。

内臓のeMMCのアクセス速度

使えなくないが遅いですね

増設したUSB3.0接続SSDのアクセス速度

一部を除き格段に速度がアップ(笑)

 eMMCとUSB3.0 SSDの共通点は「ランダムアクセス」速度が遅い事で、これはSoCの1コアあたりの処理能力が低い為に速度が出せないようです。またタブレット用SoCな為に内部バス構成もかなり簡略化されているようにも感じます。また本機のSoCはメモリ接続がシングルチャネル接続なのもアクセス速度に影響しているようです。

SSD設置のコツ
 「筐体内のシールド処理」と「USB3.0信号線をどれだけ短くできるか」で正常動作できるかが決まります。信号線の長さが短ければシールド線を使う必要は無いですし、筐体がシールド処理されていれば外部のノイズによるUSB3.0の誤動作は無くなります。あとは電源入力線よりもGND(0V)線を太く、または複数個所に設けることが安定動作に繋がるようです。

失敗談
 USB3.0信号をシールド線を用いて配線していましたが逆に誤動作を招く結果に。挙句電源容量が少ないと誤認して部品を発注してしまった。無駄なことをしてしまったと反省(笑)

ASUS Vivobook E200H(A)増設SSDからWindows10を起動する

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USB3.0接続SSDから起動する
 前回「ASUS Vivobook E200H(A)にストレージ(SSD)追加」で本機にSSDを増設しました。そこで今度は増設したSSDからWindows10を起動してアクセスが早くならないか検証してみようと思います。

本機Windows10での起動や動作はWindows10 Home 1511 64Bit版でのみ検証しています。その他のエディション、バージョンでの動作は確認していません。また本記事の内容を実践した如何なる不都合や損失に対して執筆者は責任を負いません。自己責任でお願いします。

下準備
 本機に搭載するSSDを予めUEFI起動のWindows10形式にパーティションを作成します。本機に搭載予定のSSDをUEFI起動可能な他機種にセットしてWindows10セットアップUSBメモリから起動します。

セットアップ画面(インストール種類設定:カスタムを選択)


搭載するSSDを選択してインストールパーティション容量を決めます

 この画面で新規をクリックするとインストールパーティションの容量を設定できます。


EFI起動のWindows10形式のパーティション構成が自動で作成される

 今回はインストールパーティションに25GBを割り当てました。それ以外のパーティションは今は追加しません。起動パーティションはできるだけ小さくしソフトやデータは他のパーティションに入れる方が安全です。(いろいろな意味で)

ついでにフォーマット可能なパーティションはフォーマットしておきます。

ここでセットアップを中断してSSDを取り外す
そして本機にSSDを再装着します。(要はUSB接続状態じゃセットアップからパーティションが作れないのです)

Windows10をセットアップする
 本機を内臓eMMCから起動し、「Windows To Go Creator」をダウンロードしてインストールします。


インストールしたいイメージとエディションを選ぶ

 Windows To Go Creatorを起動しWindows10のISOファイルを選びます。下にインストール可能なエディションが表示されるので今回は「Home」を選択。


USB3.0 SSDのパーティション情報とインストール先指定

 次に上でパーティションを作成したSSDのドライブ(デバイス名)を指定すると下にそのSSDのパーティション情報が表示されます。インストールにはまず起動パーティションとインストールパーティションの2つを指定する必要があります。

 1、起動パーティションにはEFIパーティション
 2、ブートパーティションには25GBのパーティション
 3、インストールモードはレガシーのままで

をそれぞれ選択します。注意点として、

 1、MBRパーティションでは本機は起動しない
 2、一度でもEFIパーティションに書き込みを行ったSSDにはインストールできないのでパーティションの再構築が必要
 3、本機は32Bit版Windows10は起動できない
 4、各パーティションはフォーマット済みであること


書き込み開始

 間違いが無いことを確認して書き込みを開始します。Windows10のISOファイルはeMMCにコピーしておいたほうがインストールは早いです。(ちなみにネットワーク経由だと30分以上かかる場合があります)


書き込み完了

 書き込みが完了しました。これでこのUSB3.0 SSDから起動してWindows10のセットアップが継続でき以後、起動可能になります。画面にもあるようにBIOSにて優先起動デバイスの選択を行う必要があります。

 1、起動デバイスをUSB3.0 SSDのWindows Boot Manager(ASMedia USB 3.0 Device 0)に変更
   ()の中は変換基板のデバイス名
 2、Fast BootはDiseableに設定(不具合回避)
 3、Secure BootはDiseableに設定(不具合回避)

以上の選択の後BIOS情報を保存して再起動すればUSB3.0 SSDからWindows10が起動するようになります。

Windows10設定
 デスクトップが表示されるまでセットアップが完了したら直ちに不具合回避の設定が必要です。
タスクバーのWindowsマークを右クリックしデバイスマネージャを起動します。

 1、「ディスクドライブ」にある「ASMedia USB 3.0 Devive SCSI Disk Device」を選択してプロパティを表示
 2、「詳細」のプロパティ「親」を選択
 3、USB\VID_174C&PID_55AA\MSFT301806B2802484____の赤字の部分を控えておく

 ※、赤字の部分は使用する変換基板の種類により異なります

タスクバーのWindowsマークを右クリックし「ファイル名を指定して実行」をクリック。「regedit」と入力してレジストリエディタを起動します。


 1、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbflagsの「174C55AA0100」を開き新規「DWORD」を名前「DeviceHackFlags」で値400(バイナリ)を作成


 2、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbstorに新規キーを名前「174C55AA」で作成
 3、HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/usbstor/174C55AA/に新規「DWORD」を名前「DeviceHackFlags」で値400(バイナリ)を作成

これで起動中にUSB3.0 SSDをサスペンドや省電力機能(OS側)でロストして不具合を起こす心配がなくなります。

Windows10インストールについて
 起動媒体が変わるだけで上記手順を実行すれば、それ以外は通常のWindows10と同じセットアップ方法でOKです。本機はランダムアクセスが遅い影響でWindowsUpdateにかなり時間が必要です。また、まれにドライバインストール中にブルースクリーンにて停止することがありますがUSB3.0ドライバインストール(又は更新)時にデバイスリセットがかかる影響のようです。再起動してセットアップを再開できます。

パフォーマンス
 本機eMMCに比べUSB3.0 SSDの速度は「直線的な読み書き」であれば3倍以上高速に、「ランダムアクセスは同じかUSB3.0のボトルネックで若干下がる」という結果に。体感的には「早くなった」と感じるところと「やっぱり遅いな」と感じる部分もあります。とくにWindowsUpdateやDefenderのウイルスチェックなどは細かなアクセスが頻発するため遅く感じます。ですがWindows10起動やソフトの起動、ゲームの読み込みなどは十分早さを体感できます。(まぁ昨今のPCIexpress接続のSSDには遠く及びませんが)

これで本機にも大容量SSDを載せて過去ゲーやちょっとしたWEBでの調べ物など問題なく現在でも使用することができます。

現在確認されている不具合
 USB3.0 SSDからWindows10を起動する様になってから気づいた不具合についてメモします。

1、オーディオデバイスの音量が初期値に戻る
 再起動、電源断からの起動において最初に起動した、または時間を空けて起動したソフトの音量設定がデフォルトの音量になっている。デスクトップ上の表示では設定音量になっている。WindowsUpdateで自動的にインストールされるサウンドドライバにはバグがあるのでWindowsUpdate終了後に「Audio_Conexant_Win10_64_VER162058」をインストールすると不具合が解消しました。ただし再起動すると稀に音量設定が初期値に戻る事があるようです。

外付けHDDケースを内蔵用に加工

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更新:2019年10月20日
 穴あけ加工と整線

必要な機能を1つに
 最近コンピューター機器に対して欲が薄く(笑)なっているような気がする今日この頃なのですが、複数ある周辺機器とりわけ外付けHDDなどを1つの大きな筐体に纏め、最終的に1台のPCに加工できないか構想を練っている所です。

まず外付けHDDを内蔵用に加工
 簡単な話、外付けHDDをPCに内蔵したければちょっと大きめのタワー型PCケースを購入すれば事足りるでしょう。しかし私はタワー型PCというのがあまり好きになれず(住宅事情で置き場もない)できればデスクトップ型で棚に設置でいないかを考えてみたのですが、市販のデスクトップPCケースでは思ったほどストレージなどの周辺を内蔵できないようです。

 そこで考えたのが旧世代のPCを改造することにより中身を現在使用しているPCに入れ替え、PCケース自体も作り変えてしまおうと思います。まずは手始めに外付けHDDを内臓用に加工してみました。


加工した外付けHDDフレーム(以下HDDユニット)

 写真の加工した外付けHDDは玄人志向のRAID型2台用HDDケースの皮を剥いてUSB3.0コネクタをはずして、ケーブルを適当な長さで直付けしたものです。HDDのモードはシングルモードで固定しています。このHDDユニットは+12V単一電源で動作可能でUSB3.0信号が入力されていない場合HDDのディスクの回転を止める仕様になっています。内蔵にあたり機能上不必要なものは総て取り外して内臓向きに改造しています。

 HDDユニットのサイズは
  奥行き:175mm(HDD含む)
  幅:120mm(ローレットネジ含む)
  高さ:68mm

取り付けは金属フレームに穴を開けてネジかリベットで固定すれば良いでしょう。複数設置する場合にはユニット同士を5cm程度離せばローレットネジでHDDの交換も可能です。(ちょいと狭いけど)HDDの取り付けに必要な板金加工が最小限で済むのもこのユニットの有難い所です。


制御基板

 目の見えないおじさんが必死にUSB3.0の配線を半田付けしていますが出来上がりが汚い(笑)。まぁテストでは正常動作しましたのでいつでもPC筐体内に内臓可能です。電源線はATX電源に直付けしようかと考えています。

信号線はPC筐体内でUSB3.0 HUBなどを用いて接続すれば筐体のスペースが許す限りユニット毎に増設することができるでしょう。

複数載せる

重連結(笑)

同じHDDユニットを複数製作し横に繋げて筐体の横幅の許す限り増設することが可能です。写真はHDDユニット同士を5cmのスタットボルトと隙間埋めの平ワッシャを使って連結しています。この連結はHDDユニット同士の固定用ローレットネジ取り外しの為の隙間と、ユニットを固定した際の筐体の撓み防止の為に必要になります。(HDDはアルミの塊で結構重量があります)

穴あけ加工と整線

取り付け部分に穴開け

 HDDユニットを筐体に固定する穴を開けました。姿勢が悪かったせいか位置がズレたり(笑)。穴の径は3.2mmで3mmリベットもしくは3mm皿ねじで筐体に固定しようと考えています。


ちょいズレたw

しかしフレームに使用されるスチールが結構硬くて久しぶりのハンドドリル(電動)で苦戦したのはここだけの話。


整線

 取り付け間近のユニットは配線も纏めておきます。今後の予定ではHDDユニットを3基まで搭載できるように考えています。整線は電源線とHDDのアクセスランプ用の配線を別に結束してアクセスランプをフロント側(制御基盤側)に、電源線とUSB3.0信号線を筐体内側(HDD搭載側)に向けて伸ばしています。

今後の予定
 HDDユニットを3基連結してHDD6基の大きなユニットを作ろうかと考えています。その際ユニット毎の間隔が広いため筐体に入らない可能性があるため、ユニット間の連結に使用しているスタットボルトを50mmから40mmに短くして取り付ける予定です。またアクセスLEDが5mmの高輝度緑色なので3mm中輝度赤色に交換する予定です。(高輝度は目に優しくない)これに伴い通電LED(高輝度青色)を撤去します。(通電状況はメイン電源のLEDがあるので必要なし)

資料
・HDDユニットに使用しているUSB3.0外付けHDDケースは「玄人志向 HDDケース3.5インチHDD2台搭載可能 USB3.0/2.0 GW3.5AX2-SU3/REV2.0」でHDD1基あたりの最大容量は4TBです。
・HDDユニットに使用するHDDはSEAGATE BarraCuda ST4000DM004を使用。(室温20度で空冷なし40度程度の低発熱と比較的薄厚にして軽重量な部類な為)

さて、次はPC筐体選びにでも行ってきましょうか。

PC-9801UV11を保護。その後ガワだけに・・・

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懐かしのPC-9801げっとぉ~
 本日大須商店街へ買い物に出かけ第一アメ横2Fの某ジャンクショップにてNEC PC-9801UV11を保護してまいりました。ただし再生目的ではなく筐体のみを利用した改造PCを作るための部品として購入しました。価格は本体のみで3980円+税でした。


既にバラバラw

本機の状態は
 ・電源OK
  コンデンサお漏らし無し(笑)
 ・マザー ぴぽっ音確認
  コンデンサお漏らし無し
  バックアップ電池お漏らし無し
 ・FDD アクセスランプ点灯・ヘッドシークOK

映るモニタがないためこれ以上の確認ができませんでしたが全体的に綺麗です。その後マザー(Cバススロット含む)、FDD、電源を取り外して「保管」し、ケース(筐体)のみを改造用に使用します。

本当は初代PC-9801もしくはPC-9801VMシリーズが欲しかったのですが某店には置いてなく目に付いた本機を購入しました。私の矜持としてPC-9801はカスタードクリーム色(笑)とブラウン色のフォントとフロントラインのあの形状でこそだと考えていますので、それ以外のPC-9801シリーズは除外しています。


筐体のみになった本機

 本機筐体内部は錆が殆ど無く多少の埃の堆積意外は綺麗です。少しの清掃で綺麗になりました。


正面から

 本機はFDD2基以外の記憶装置は搭載しておらず、また増設も内蔵ではできない機種です。ですが昨今の小型マザーと2.5インチHDDやSSDを搭載すればある程度の増設も可能でしょう。


フロントフェイスとFDDフロント部

 フロントフェイスはFDDのフロント部と共に洗浄と日焼け落としを行っています。


外観

 工具との比較して本機が当時如何に小型であったかが良くわかります。現在でも小型デスクトップとして通用する大きさだと思います。

今後の予定
 本機の筐体にSFX 300W電源基板、12V-19V 8Aコンバータ、ASRock H110M-STXマザー、2.5インチSATA HDD1基、USB3.0 2.5インチHDD2基(最大5基)を内臓して旧型PC筐体を使ったWindows PCを組み立てようと考えています。またリアパネルを作り直す必要があるため後日必要部材の選定を行って入手しようと思います。
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