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RemixOS 3.x.x 小技集(困ったときの対処法など)

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更新:64Bit版の記事が混じってたので修正。本記事は32Bit版RemixOSが対象です。

 RimixOS 3.x.x 32Bit版で「困ったとき」に役立つ知識と対象法などをメモ

●起動できない
・USBメモリから起動するもメニューが出ない
 Intel 第二世代、第三世代などでUSB3.0ポートで起動しようとした。
 USB2.0ポートがある機種はそちらから起動できる場合があります。

・EFI起動できない
 レガシーBIOS起動に対応している機種はBIOS起動を試す。

・クリーンインストール後起動できない
 EFI起動に設定されている場合BIOS起動に変更する。
 ストレージのパーティション設定で「Boot」フラグを書き込み忘れた
 GPTフォーマットのストレージにインストール後BIOS起動した
 当方で確認した起動可能機種以外にインストールした
  RemixOSは対象PCが古すぎても新しすぎても起動しない場合がります。 

●アプリがダウンロードできない時(ネットワーク以外の要因)
 ストアアプリとGoogle開発者サービスのキャッシュをクリアしてみる。

 Google開発者サービス
  設定→アプリ→Google開発者サービス→ストレージを選択
  「キャッシュを消去」を選択
  「容量を管理」から「データをすべて消去」を選択

 Google Playストア
  設定→アプリ→Google Playストア→ストレージを選択
  「キャッシュを消去」を選択
 「データの消去」は行ってはならない。アカウント情報が消えます。

●Windows10でRemixOSを選択して起動したい
 Windows10でRemixOSを簡単に起動選択するには
  Windows10に「WinaeroTweaker」の最新版をインストール。設定項目「Boot And Logon」の「Boot Options」にある「Turn on Windows 7-like boot menu」にチェックを入れて再起動する。以後起動時Windows7同様のOS選択メニューが表示されRemixOSを選択しやすくなる。

●インストール用ISOイメージの作成
RemixOSをインストールしたいが「インストール」の項目が無いので追加します。
ダウンロードした「Remix_OS_for_PC_Android_M_32bit_B2016112201.iso」を直接加工します。
WinISOなどISOファイルを編集できるソフトを使い開きます。


「grub.cfg」ファイルをISOファイルから取り出します。
抽出した「grub.cfg」ファイルを以下のように変更します。
(赤字の部分が主な変更部分)

terminal_output gfxterm
set timeout=30

set prefix=/efi/RemixOS
if [ -s $prefix/themes/Aurora-Penguinis/theme.cfg ]; then
source $prefix/themes/Aurora-Penguinis/theme.cfg
elif [ -s /isolinux/remixos.png ]; then
background_image /isolinux/remixos.png
elif [ -s /isolinux/android-x86.png ]; then
background_image /isolinux/android-x86.png
fi

menuentry 'RemixOS Start' --class remixos --class android-x86 --class gnu-linux --class os {
search --file --no-floppy --set=root /kernel
linux /kernel root=/dev/ram0 SERIAL=random logo.showlogo=1 androidboot.selinux=permissive quiet DATA= USB_DATA_PARTITION=1
initrd /initrd.img
}

menuentry 'RemixOS Install' --class remixos --class android-x86 --class gnu-linux --class os {
search --file --no-floppy --set=root /kernel
linux /kernel root=/dev/ram0 SERIAL=random androidboot.selinux=permissive quiet DATA= INSTALL=1 DEBUG=
initrd /initrd.img
}

search --no-floppy -f /EFI/RemixOS/theme.cfg --set=efi --hint hd0,msdos1
set prefix=(${efi})/EFI/RemixOS
if [ -e ${prefix}/theme.cfg ]; then
source ${prefix}/theme.cfg
else
set timeout=30
fi

変更後、WinISOの同じ場所へ「grub.cfg」ファイルを上書きします。
ドラッグアンドドロップの後、「上書き」を選択。

次に「isolinux.cfg」を加工します。grub.cfgと同じように

「isolinux.cfg」ファイルをISOファイルから取り出します。
抽出した「isolinux.cfg」ファイルを以下のように変更します。
(赤字の部分が主な変更部分)

default vesamenu.c32
timeout 30

menu background remixos.png
menu title Remix OS
menu color border 0 #ffffffff #00000000
menu color sel 7 #ffffff00 #ff000000
menu color title 0 #ffffffff #00000000
menu color tabmsg 0 #ffffffff #00000000
menu color unsel 0 #ffffffff #00000000
menu color hotsel 0 #ffffff00 #ff000000
menu color hotkey 7 #ffffff00 #00000000

label residentmode
menu label ^Resident mode - All your data and apps are saved
kernel /kernel
append initrd=/initrd.img root=/dev/ram0 SERIAL=random logo.showlogo=1 androidboot.selinux=permissive quiet SRC= DATA= CREATE_DATA_IMG=1

label Install
menu label ^Install mode
kernel /kernel
append initrd=/initrd.img root=/dev/ram0 SERIAL=random logo.showlogo=1 androidboot.selinux=permissive quiet SRC= DATA= INSTALL=1 DEBUG=

変更後、WinISOの同じ場所へ「isolinux.cfg」ファイルを上書きします。
ドラッグアンドドロップの後、「上書き」を選択。

上の2つのファイルの書き換えはレガシーBIOS、UEFIそれぞれの起動時に表示されるメニューに
「インストール」項目を追加加工したことになります。

これで起動時に「TAB」キーを押す必要なくメニューからインストールを選択することで
RemixOSをクリーンインストールできるようになります。

●RemixOSのISOファイルから不要なアプリを消したい
 RemixOSのシステムファイルが入っているイメージファイル「system.sfs」を加工する。
 加工方法は「こちら」と「こちら」と「こちら」に記載。

●液晶表示解像度正しく認識させたい
 RemixOSに使用しているモニタやノートPCの液晶画面の表示エリア(???x???ドットピクセル)を正しく認識させるには以下のコマンドを実行する必要がある。
 Termuxアプリを起動(以下はコマンドです)

 su
 wm size ???x???
 wm density ???

 sizeは(横ドット数)x(小文字エックス)(縦ドット数)
 画面の表示ドット数をそのまま入力。

 densityは1インチ当たり横何ドットで表示するかの指標。
 1366x768ドットの画面ではおおよそ160

 応用として実際の表示解像度より表示情報を多くしたい場合はこの値を小さく、「設定」の内容以上に文字などを大きく見せたい場合は値を大きくすると良い。
 不具合:壁紙の表示が追従しない

●インストール時ストレージを初期化できない
 ど~してもRemixOSのインストーラーでストレージの領域確保ができない場合はWindowsのインストールDVD又はUSBメモリで起動しWindowsインストーラーを起動。インストール設定にあるハードディスクの設定でストレージ内のすべてのパーティションを削除して何も表示されていない状態にする。その後インストール画面に戻り作業を中断しPCを再起動する。再起動後RemixOSインストーラーでストレージのパーティション作成が可能になっている。

●要らないアンインストールできないアプリの削除
 システムアプリやjideプリインストールアプリなど必要なくて邪魔なアプリはストアから「システムアプリ削除」をダウンロードし実行。スーパーユーザーリクエストには「許可」する。あとは不必要なアプリを根こそぎアンインストールする。再起動後アプリドロワーの表示にも反映される。

 消してはいけない物
  JideAnalytics
  JideAppPolicy
  JideHardwareCollector
  JideMultiWindowsDatabase
  AppDrawer
  上記以外はAndroidシステム同様。

誤ってAndroid実行に必要なアプリを消すと不具合が起きるので注意が必要。アンインストールできない場合は「システムフォルダを読み書き属性でマウント」を参照してください。

●システムフォルダを読み書き属性でマウント
 正確にはsystem.sfsの複製を作りデベロッパーモードでマウントする。ルートを含めたシステムフォルダ内のファイルにアクセスし、書き込みや削除を可能にするモードです。

・Windowsインストール時
 起動用設定ファイル「menu.lst」をメモ帳などで以下のように書き換える。

menu.lstの内容(青字の部分)
default 0
timeout 0

title Resident mode - All your data and apps are saved
find --set-root /RemixOS/kernel
kernel /RemixOS/kernel root=/dev/ram0 androidboot.selinux=permissive quiet SERIAL=random logo.showlogo=1 SRC=RemixOS/ DATA= CREATE_DATA_IMG=1 REMOUNT_RW=1
initrd /RemixOS/initrd.img
boot

 ・赤字の部分が今回追記する部分。
 ・緑色の部分は起動時の選択待ち時間で「0」にすることで瞬時起動します。

 変更した内容を保存しRemixOSを起動すると1回目の起動時にsystem.sfsの複製「system_dev.img」が作成されるため少し起動に時間がかかります。1度作成されれば「system_dev.img」の内容で起動します。起動後はシステムフォルダ内へのファイル書き込みや削除といった操作が可能になります。

 注意:もしRemixOSにアップデートがあっても「system_dev.img」には適用されない。更新を適用するにはWindowsで「system_dev.img」を削除してから再起動し新たに「system_dev.img」を作成する必要がある。ユーザー設定以外の変更が元に戻るので再度ファイルの追加や削除が必要になる。

・クリーンインストール時
 インストール時に以下のインストーラー設定項目で選択

システム領域の書き込みを許可するかの問いに「Yes」を選択。

●Windowsインストール時の起動を早くする
 RemixOSフォルダ内の「menu.lst」ファイルをテキストエディタなどで以下の青字の部分で置き換える。

ここから
default 0
timeout 0

find --set-root /RemixOS/kernel
kernel /RemixOS/kernel root=/dev/ram0 SERIAL=random androidboot.selinux=permissive quiet SRC=RemixOS/ DATA= CREATE_DATA_IMG=1 REMOUNT_RW=1
initrd /RemixOS/initrd.img
boot
ここまで

 起動するだけならいちいちメニューを表示して選択時間待ちしなくても良い。上の記述はそのメニュー部分を削除し通常起動のみ行うように書き換えたものです。REMOUNT_RW=1の記述については「●システムフォルダを読み書き属性でマウント」を参照してください。

●裏技
 インストーラーが動作せずインストールできない機種でも他のPCでRemixOSをインストールしたストレージを動かしたいPCに取り付けることにより起動してしまう事もあります。またeMMC搭載機種でもHDDリカバリーができる機種(Acronis True Imageなどが使える機種)ならばUEFI起動の64Bit版RemixOSをインストール済みのPCからストレージをバックアップしそのイメージファイルを対象のPCのストレージへリカバリーする事で動作することもあります。要はいかにUEFI BIOSに認識させるかでeMMCストレージで動作させられる可能性はあると言うことです。

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