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Windows10 Home TH2(1511)をWindows7の代替えとして使う

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 Windows7のテレメトリ更新に嫌気がさしたので思い切ってWindows7からサポートの終わっているWindows10 Home TH2(1511)をWindows7に近い仕様に手を加えて、「オフライン用PC」として古い機種にインストールしてWindows7時代のソフトを動作させるべく延命しようと思います。

当記事では
 アプリ=UWPアプリ(ストアアプリ)
 ソフト=Windows7やそれ以前のアプリケーションプラットホーム
と呼称します。

当記事はWindows10の機能を削除または動作不能に改変します。あくまで我が家でWindows10をWindows7の代わりとして使う設定です。Windows10が便利で不足がないと感じるユーザーの方は以下の記事を実行しないでください。同時に以下の記事に書かれる内容を実践した如何なる不具合・不利益・誤動作に対し記事執筆者は責任を負いません。自己責任で実行してください。

対象:
 Windows10 Home TH2(1511) 32Bit・64Bit
 同OSが動作するPC(ノートパソコンにて検証)

Windows10 Home TH2(Threshold 2:バージョン1511)
 2015年11月13日発表のWindows10登場後初のアップデート。当時の同OSはUWPプラットフォームやCortana、OneDriveなどの削除や停止が容易で自動更新によるアップデートの否定やテレメトリ排除などがある程度行える仕様になっている。またアプリをアンインストールし、更新を停止することが可能。これによりCandyCrushSodaSagaなどの自動強制インストールされるアプリも削除できる。2019年01月01日現在、同OSはMicrosoftのサポートが終了しています。よってWindowsUpdateによる不具合修正や機能改善は最初に「お使いのデバイスは最新の状態です。」と表示されるまで更新を行うと以降は行う必要がありません(以降更新はありません)。

インストール準備(必要な物):
 ・Windows10 Home TH2(1511)のISOイメージ
 ・インストールするPCのデバイスドライバ
 ・「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティング ツール パッケージ
  「wushowhide.diagcab」
 ・WinaeroTweaker
 ・UWPアプリアンインストールバッチ(当ブログ掲載)
 ・USER設定一括変更バッチ(当ブログ掲載)
 ・サービス一括停止バッチ(当ブログ掲載)
 ・Destroy-Windows-10-Spying
 ・Spybot Anti-Beacon 1.5
 ・8GadgetPack

インストール
 Windows10 Home TH2(1511)をPCにインストールします。手順は通常の方法と同じですが、インストールするストレージの容量(C:の容量)は、メモリを8GB搭載している場合は25GB、4GB搭載している場合は20GB程度に留めておきます。これは強制アップデートが起きた場合にアップデートを失敗させるための措置です。

手順:
1、Windows10のインストール
2、デスクトップ画面が表示されたらすぐにダウンロードしておいた「wushowhide.diagcab」を実行「Windows10 バージョン1809の機能更新プログラム」を非表示にする。
長時間放置するとWindowsUpdateが自動実行されWindows10がアップデートされてしまう。
3、デバイスドライバをインストール
4、WindowsUpdate実行「お使いのデバイスは最新の状態です。」と表示されるまで更新する。
勝手にCandyCrushSodaSagaのインストールが開始される。
5、ネットワーク切断
6、UWPアプリアンインストールバッチを実行ストアアプリが消えている事を確認しライブタイルの不要タイルを非表示にする。
アプリリストがかなりスッキリ

7、USER設定一括変更バッチを実行この時点で「設定」を開き各項目の設定を済ませる。
メモリが8GBの機種ではページファイルを削除(コントロールパネル-システム)
パフォーマンス設定を変更(コントロールパネル-システム)
8、サービス一括停止バッチを実行(自動的に再起動する)UWPアプリがインストール・アンインストールできなくなる。
WindowsUpdate無効(更新ファイルは今後提供されないため必要なし)
画面回転・タッチキーボード無効(ノートPC用設定)
デバイスドライバをインストールできなくなる。(強制アップデート阻止)
アップデートクライアントが実行できなくなる。(強制アップデート阻止)

Windows Modules Installerを停止するため、以後新たにデバイスドライバや一部のソフトのインストールに失敗する。インストール可能にするには一時的に以下の「青色」のコマンドを管理者権限のコマンドプロンプトで実行する。

: 遅延自動
set service_delayauto=/v "Start" /t REG_DWORD /d 1 /f
: Windows Modules Installer
reg add "%servicereg%\TrustedInstaller" %service_delayauto%
shutdown /r /t 0

再起動後インストール可能になる。
戻す場合は再度サービス一括停止バッチを実行する。
9、Destroy-Windows-10-Spyingを実行プロフェッショナルモードで実行する。
スパイウェアやテレメトリ送信先アドレスなどをフィルタリング
10、Spybot Anti-Beacon 1.5を実行必要な項目を選択してパッチを適用する。
スパイウェアやテレメトリ送信先アドレスなどをフィルタリング
11、Windows10 WinaeroTweakerを使ったカスタマイズ環境設定ツールを使ってWindows10の環境を変更する。
設定中は再起動・再ログインせずに一気に設定を変更する。
12、再起動
以下は必要に応じて設定。

13、メモリが8GB以上の場合はページファイル設定を削除Windows7時代のソフトを実行する場合、環境によってはメモリをあまり必要としない。
ページファイルを削除

14、RAMDISKを「Z:」ドライブで任意容量で作成Dataram Ramdiskなどで2GB程度RAMDISKを作る。
RAMDISKの内容をシャットダウンで保存し、起動で再帰するように設定する。
15、EdgeのキャッシュをRAMDISKに移動以下の青色の部分をテキストファイルにコピーして、ファイル名を「edge cache copy.bat」に変更して管理者権限で1回だけ実行する。(複数回実行してはいけません)

set EDGE=Microsoft.MicrosoftEdge_8wekyb3d8bbwe
takeown /F "%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\%EDGE%\AC" /A /R
mkdir "Z:\Edge"
robocopy "%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\%EDGE%\AC" "Z:\Edge" /E /COPYALL /DCOPY:DAT
rename "%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\%EDGE%\AC" "AC Backup"
mklink /D "%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\%EDGE%\AC" "Z:\Edge"
delete "%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\%EDGE%\AC"
shutdown /r /t 0

再起動後EdgeのキャッシュはRAMDISK内の「Edge」に保存される。
注意:ブラウザゲームを行う環境ではこの設定は推奨しない。RAMDISKの容量不足により誤動作を起こす可能性あり。
16、TempフォルダをRAMDISKに移動コントロールパネル-システムとセキュリティ-システム-設定の変更-詳細設定(パフォーマンス)-環境変数
テンポラリフォルダの変更

17、デスクトップガジェットの追加「8GadgetPack」をダウンロードしインストールすることでWindws7ライクなガジェットを表示させられる。
デスクトップ画面

18、アクションセンターを停止ノートPCであるならば「Fn」キーと同時押しの機能キーがあり、デスクトップPCならばそもそも起動中に設定をちょこまか変えたりはしないでしょう。なのでアクションセンターは邪魔ということになります。

19、スタートメニューを全画面に設定これはスタートメニューのタイル表示をアプリケーションランチャーとして使う為です。1クリックで固定ソフトを起動できるので手間が省けます。

運用面での注意
・画面スケールリングは100%以外に変更しないこれはWindows7やそれ以前のソフトの表示が崩れるからで、スケーリング100%であればWindows7と同等です。・タブレットモードは使用しないタブレットモード時はソフトの起動や終了時、画面表示に不具合が出ます。・できたとしても画面回転機能は使わない画面回転に対しソフトの表示が追従しない為です。・スクリプトなどに不具合が出るDOSモードのコマンドを併用するIISのPerlスクリプトなどでは命令優先順位に同期が取れていないらしくまれに不具合が発生する。例えばDOSコマンドでファイルコピー直後にPerl側でコピー元のファイルを削除するようなスクリプトだとコピーが完了する前にコピー元が削除されてエラーになるなど。なのでWindows10ではPerlは使わない方が良い。

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