余ったATX電源を汎用電源に改造
脱デスクトップPCした私は余ったATX電源を汎用の電源として改造しましたので方法をメモします。
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改造後の電源
写真の電源は「鎌力4 650W Plug-IN」というプラグイン方式の650W ATX電源で、+12Vが25A 2系統、+5Vが25A 1系統あり結構高出力です。系統というのは実は電源基板内では1つの回路から2股に配線を分岐しているだけなので今回の場合は+12V 50Aと考えても問題ありません。(片方の系統にチョークコイルを挟み、電流位相(ピュアな直流ではないという意味で)を変えることにより別回路として考えているようです)
私が必要としている電源は割と高出力な12Vと5VでATX電源に必須とされるそれ以外の電源線をすべて取り除きます。ちなみにATX電源に必要な電源の種類(「」内は配線色)は、
+12V 「黄」
-12V 「青」
+5V 「赤」
+5VSB 「紫」
+3.3V 「橙」
0V(GND) 「黒」それ以外にP.S. ON 「緑」これが0V(GND)に落ちると電源ONします。
PWR OK 「灰」です。
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かなり窮屈な電源内
上の写真は+12Vと+5V、0Vの電源線を残してそれ以外の電源線を全て外し、P.S. ONの線を0V(GND)に半田付けした後の状態。ついでに100Vの線もコネクタ端子に半田付けして電源線側から引き出しています。(10センチ程度AC・DCが混在しても大したノイズにはならないです)
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プラグイン部分を撤去
写真の電源はプラグイン方式のコネクタ用基板が付いていましたが接触不良の原因になり、電源内を煩雑にしている元凶は撤去しています。(穴が開いてちと「みっともない」ですが)
今回の改造で+12V 50A、+5V 25Aのデュアル出力なスイッチング電源が出来上がりました。内部配線のP.S. ONを0V(GND)に半田付けしているので100Vが供給されれば電源筐体のスイッチをONすることですぐに電圧を出力できます。高出力なスイッチング電源を安価に入手したい場合の手段としてATX電源の改造は有効であると考えます。(同じ出力のスイッチング電源を国内産で入手しようとするとATX電源の3倍は高価になります)しかもある程度信頼(高価)のある電源を購入することで保安機能の充実した電源が手に入りますので中国産(設計)のスイッチング電源を冒険して採用するよりは安心できるかもしれません。
脱デスクトップPCした私は余ったATX電源を汎用の電源として改造しましたので方法をメモします。

改造後の電源
写真の電源は「鎌力4 650W Plug-IN」というプラグイン方式の650W ATX電源で、+12Vが25A 2系統、+5Vが25A 1系統あり結構高出力です。系統というのは実は電源基板内では1つの回路から2股に配線を分岐しているだけなので今回の場合は+12V 50Aと考えても問題ありません。(片方の系統にチョークコイルを挟み、電流位相(ピュアな直流ではないという意味で)を変えることにより別回路として考えているようです)
私が必要としている電源は割と高出力な12Vと5VでATX電源に必須とされるそれ以外の電源線をすべて取り除きます。ちなみにATX電源に必要な電源の種類(「」内は配線色)は、
+12V 「黄」
-12V 「青」
+5V 「赤」
+5VSB 「紫」
+3.3V 「橙」
0V(GND) 「黒」それ以外にP.S. ON 「緑」これが0V(GND)に落ちると電源ONします。
PWR OK 「灰」です。

かなり窮屈な電源内
上の写真は+12Vと+5V、0Vの電源線を残してそれ以外の電源線を全て外し、P.S. ONの線を0V(GND)に半田付けした後の状態。ついでに100Vの線もコネクタ端子に半田付けして電源線側から引き出しています。(10センチ程度AC・DCが混在しても大したノイズにはならないです)

プラグイン部分を撤去
写真の電源はプラグイン方式のコネクタ用基板が付いていましたが接触不良の原因になり、電源内を煩雑にしている元凶は撤去しています。(穴が開いてちと「みっともない」ですが)
今回の改造で+12V 50A、+5V 25Aのデュアル出力なスイッチング電源が出来上がりました。内部配線のP.S. ONを0V(GND)に半田付けしているので100Vが供給されれば電源筐体のスイッチをONすることですぐに電圧を出力できます。高出力なスイッチング電源を安価に入手したい場合の手段としてATX電源の改造は有効であると考えます。(同じ出力のスイッチング電源を国内産で入手しようとするとATX電源の3倍は高価になります)しかもある程度信頼(高価)のある電源を購入することで保安機能の充実した電源が手に入りますので中国産(設計)のスイッチング電源を冒険して採用するよりは安心できるかもしれません。