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HUB経由のUSBメモリなどをサスペンドさせないようにする

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 HUBを経由して繋いだUSBメモリやMicroSD USBアダプタなどが使用中にも関わらず突然認識しなくなる現象が起きたりします。これはHUBに接続された複数のデバイスのうち1つでも「セレクティブサスペンド」状態に入るとHUBに繋がる総てのデバイスが「サスペンド」してしまうためWindowsから切断された状態となるからです。

複数のストレージデバイスをHUBに繋いで使用する場合このサスペンドは非常に邪魔な機能となります。

このような無駄な機能を採用したIntelとMicrosoftには「アホ」と言ってやりたいです。

各USBデバイスの設定
そこでこのサスペンド状態に入らないように設定します。まず「こちら」のページの方法でセレクティブサスペンドを無効にした後に、

接続するUSBメモリやMicroSD USBアダプタなどの詳細をデバイスマネージャから表示します。


USB接続のストレージの「プロパティ」を見る


詳細タブの項目「親」の様子


注目する部分(赤枠の部分)

上の赤枠で囲った部分の値を繋ぎ合わせ「174C55AA」と覚えておく

レジストリエディタを開いて
 HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\usbflags
を開き、先頭から174C55AAの名を持つキーを捜して表示します。


174C55AAのキーの内容を表示

項目「DeviceHackFlags」をDWARDで新規に作り、値を「400(1024)」に設定します。

これらの設定をHUBに繋がれたデバイス全部で行います。

同じ種類のデバイスが複数ある場合、項目が1つだけ(レジストリキーが同一)の場合もあります。

上記設定を終えたら再起動することで設定が反映されます。

USB HUBの電源設定
 あとはUSB HUBがシステムのパワーマネージメントにより電源を切られないように設定します。


USB HUBのプロパティを見る


電源の管理を見る

 USBに関連するデバイス「ホストアダプタ」や「ハブ」に関係する総てのデバイスにある「電源の管理」の項目

電力の節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする

のチェックを総て外して「OK」をクリックします。

以上によりWindowsが勝手にUSB機器の電源を切れないようにできます。

HUBに繋がるデバイスを変えない限りサスペンドによるHUBに繋がるデバイス総てが切断される状態が解消されているはずです。

現在検証にて動作確認(現象の改善)が取れているのは
 ・USBメモリ
 ・MicroSD USBアダプタとそれに繋がるMicroSD
 ・SATA USB3.0変換アダプタとそれに繋がるHDDやSSD
です。

これらは使用するPCやUSBデバイス(ホストアダプタ)により若干動作が違うので総てのデバイスに有効では無いようです。

一度試して現象が改善できない場合は別の手を考えなくてはなりません。

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