64Bit版記事削除
当記事はLinuxにあまり詳しくない私が複数のPCへRemixOSをインストールし挙動を軽く確認して、
その傾向をメモとして書いています。
Androidに「詳しい人」からすると滑稽な記事かもしれませんが、system.sfsを編集できる方向けの記事ではありません。
Android6.1世代で64Bit版の必要性があまり感じられないので64Bit版の検証は行っておりません。
当記事はRemixOS for PCの情報です。
対象:
RemixOS 3.0.207 32Bit版
release_Remix_OS_for_PC_Android_M_32bit_B2016112201
レガシーBIOS専用
ある程度問題なく動作させるにはデスクトップかノートPCが最適。
タブレットや2in1はドライバが入っていないためsystem.sfsを編集しドライバを組み込む必要がある。
もしくはインストール後にドライバのインストール作業を必要とする。
Androidは基本的に後からユーザーがドライバや機能追加できる仕様ではないです。
特徴(Android x86との違いなど)
・UIがWindowsに似てるデスクトップを採用。Windowsに慣れている人でも操作しやすい?
・起動して強制的にアプリの表示が90度横を向かない
縦画面アプリはウインドウ表示で表示画面に収まる大きさで起動します。
・他のx86 Androidに比べ動作するアプリが多い
ダウンロードして起動するまで対応するかわかりませんが・・・
(まったく対応しないAPIなどを使ってるアプリはストアの候補に出ません)
Root化やBusybox、RemixOSをAndroidエミュと認識し弾くアプリは起動しない
これは「Googleから見て非標準であるRemixOS」の使用者や他のカスタムROMを使用しているユーザーが
アプリ製作者に対しアプリ互換性に関してクレームを入れたり、
Root化端末でチートなどの不正行為を働く輩が多くなっている事への対策のようなものです。
・タッチパネルが無くてもほぼ操作可能
たま~にタッチしか対応しないアプリあり(アプリの作り方の問題)
・タッチで問題があるとすれば「マルチタッチ」には対応していません。
まぁ当然ですねw タッチパネルで対応していても画面の座標との対応が出来ないとか。
対応ハード
基本的に以下に示すハード形態のデスクトップPCならびにノートPC。
タブレットや2in1はデバイス構造の違いによりドライバが動作せず対象外。動けばラッキー程度で試されること。
私の感想ですとIntel 第二、第三世代のデスクトップ、ノートPCで最も安定性、アプリの動作率が高いと感じました。
▲Core2Duo
起動● アプリ▲ 3D機能× 動画再生支援機能×
遊びで入れたら動いてしまったw
動画はCPUパワー次第
●Atom(SoC以外:外部にチップセットを必要とする製品)
動作はするようだが非推奨
パフォーマンス的に不向き
×Atom Z26xx
カーネル暴走し起動不可
・Acer W3-810など
×Atom SOC(一部Pentium、Celeronブランドもあり)
タブレット、2in1、スティックPC、小型ノート、NUC(一部)など
UEFI×、eMMC×、デバイス▲
ドライバ未対応による不具合、ACPI関連誤動作
・jideサイトに一部機種専用ROMあり(Remix OS 2.0)
・Asus N3150I-C はデベロッパーサイトに動作報告あり
・Celeron J1900は起動中突然再起動する
▲Intel第一世代(Nehalem)
CPUワーニング表示、サスペンド復帰エラー、3D機能×
動画再生支援▲
アプリ「もんむすハーレム」では画面にゴミが出て、高フレームレート設定ではアプリが落ちる。
明らかに表示能力不足である。
これが起きる場合システムクラッシュの原因となるのでアプリの使用を控えるか別のPCにRemixOSをインストールしたほうがいい。
●Intel第二世代(Sandy Bridge)
起動●、アプリ動作●、3D機能(OpenGL)●、動画再生支援機能▲
◎Intel第三世代(Ivy Bridge)
起動●、アプリ動作●、3D機能(OpenGL)●、動画再生支援機能●
レガシーBIOSまたはUEFI起動OFF設定にて起動
?Intel第四世代以降(●Haswell、●Broadwell、▲Skylake、×Kaby Lake)
未確認(UEFI起動しかできない機種は64Bit版を試してみる)
・Asus H110M-A デベロッパーサイトで動作報告あり
●起動を確認したPCは「こちら」
●動作を確認した機能や部品は「こちら」
●不具合情報「こちら」
インストール
●クリーンインストールはRemixOS 2.x.xとまったく同じ方法でインストールできます。
RemixOS 2.x.xインストール方法は「こちら」に詳しく書いています。
●レガシーBIOS起動(32Bit版)
ストレージをMBRタイプでパーティション作成。
BIOS設定は
セキュアブートOFF
クイックブートOFF(スピードブートOFF)
EFI起動OFF
ブートローダーはgrubを選択
レガシーとUEFIの両対応機種(2013年頃のPC)でUSBメモリで起動時にTABキーが効かない場合は
「こちら」を参考にしてください。
●Windowsにインストールして起動時選択
WindowsにRemixOSをインストールしてWindowsのストレージ内からRemixOSを起動する方法です。
ダウンロードしたファイルに同梱されているインストーラーでISOファイルを指定し、
インストール先ドライブを選んでインストールします。
インストール先の空き容量次第でRemixOSのストレージ容量(8GB・16GB・32GB)を選択できます。
当記事執筆者もこの方法でRemixOS 3.x.xを検証しています。
Windows10へのインストールは推奨いたしません
Windows10のアップデートの度にRemixOSの起動情報が消され、Windows10との選択起動が出来なくなります。
当方はWindows10での検証は行っておりませんが
Windows10のアップデート方法はOS丸ごと入れ替えである為、必然的に上記の事象が発生する。
ストレージの扱い(3.0.204以降)
●同一ストレージ内の複数のパーティションをUSBストレージとして認識
Windowsパーティションも外部ストレージとしてアクセス可能。
ただしWindowsのシステムパーティションや回復パーティションは破損していると表示され
フォーマットするとWindowsが起動不能になる。
Windowsパーティションは外部ストレージと表示されたり
ボリューム名で表示されたり
ボリューム名が文字化けしたような意味不明な名前で表示されたりと統一性がない。
例:
RemixOSプリインストールのファイルマネージャと
ESファイルエクスプローラでの外部ストレージの表示など
ソフト互換性について
●最近主にゲームアプリでRemixOSで起動できないソフトが増えています
RemixOSは「Root化」されておりアプリでRootチェックし弾く物は軒並み起動しません。
RemixOSのRoot化だけなら解除可能ですがそれを行うにはシステム領域を読み書き可能属性で展開する必要があり、
アプリ側でシステム領域の書き込み属性を弾く物は動作できなくなります。
またRootと平行してBusyBoxを弾くものもあり、BusyBoxはRemixOSからアンインストールすることは不可能です。
(機能に少なからず支障が出るという意味で)
素の状態ではRootを弾くアプリは動作しませんが、UnRoot化の方法があります「こちら」や「こちら」から。
ウィジッェトの扱い
デスクトップ表示の場合ウィジッェトは設置できない。ランチャーモード時は可能。
ランチャー(ホームアプリ)の扱い
デスクトップ、ランチャー両モード共サードパーティ製ランチャーは動作しない。
動作確認
●軽く動作確認してみたアプリ「こちら」
●RemixOSで困ったときは「こちら」を参考にしてみてください。
今後の傾向
RemixOSがAndroid 6.1をベースとしている関係で
Android 7.1以降に採用されたAPIなどを必要とするアプリやARなどは動作しなくなります。
さらに今後はRoot端末を弾くアプリが多くなりRemixOSの活躍の場は縮小していくでしょう。
本家JideもRemixOSの開発が鈍化又は停滞している様子から考えて
RemixOSは3.0.207をもってアップデート終了と言えると思います。
願わくば互換性重視の新しいRemixOS並みのPC Androidの登場を期待したいですね。
当記事はLinuxにあまり詳しくない私が複数のPCへRemixOSをインストールし挙動を軽く確認して、
その傾向をメモとして書いています。
Androidに「詳しい人」からすると滑稽な記事かもしれませんが、system.sfsを編集できる方向けの記事ではありません。
Android6.1世代で64Bit版の必要性があまり感じられないので64Bit版の検証は行っておりません。
当記事はRemixOS for PCの情報です。
対象:
RemixOS 3.0.207 32Bit版
release_Remix_OS_for_PC_Android_M_32bit_B2016112201
レガシーBIOS専用
ある程度問題なく動作させるにはデスクトップかノートPCが最適。
タブレットや2in1はドライバが入っていないためsystem.sfsを編集しドライバを組み込む必要がある。
もしくはインストール後にドライバのインストール作業を必要とする。
Androidは基本的に後からユーザーがドライバや機能追加できる仕様ではないです。
特徴(Android x86との違いなど)
・UIがWindowsに似てるデスクトップを採用。Windowsに慣れている人でも操作しやすい?
・起動して強制的にアプリの表示が90度横を向かない
縦画面アプリはウインドウ表示で表示画面に収まる大きさで起動します。
・他のx86 Androidに比べ動作するアプリが多い
ダウンロードして起動するまで対応するかわかりませんが・・・
(まったく対応しないAPIなどを使ってるアプリはストアの候補に出ません)
Root化やBusybox、RemixOSをAndroidエミュと認識し弾くアプリは起動しない
これは「Googleから見て非標準であるRemixOS」の使用者や他のカスタムROMを使用しているユーザーが
アプリ製作者に対しアプリ互換性に関してクレームを入れたり、
Root化端末でチートなどの不正行為を働く輩が多くなっている事への対策のようなものです。
・タッチパネルが無くてもほぼ操作可能
たま~にタッチしか対応しないアプリあり(アプリの作り方の問題)
・タッチで問題があるとすれば「マルチタッチ」には対応していません。
まぁ当然ですねw タッチパネルで対応していても画面の座標との対応が出来ないとか。
対応ハード
基本的に以下に示すハード形態のデスクトップPCならびにノートPC。
タブレットや2in1はデバイス構造の違いによりドライバが動作せず対象外。動けばラッキー程度で試されること。
私の感想ですとIntel 第二、第三世代のデスクトップ、ノートPCで最も安定性、アプリの動作率が高いと感じました。
▲Core2Duo
起動● アプリ▲ 3D機能× 動画再生支援機能×
遊びで入れたら動いてしまったw
動画はCPUパワー次第
●Atom(SoC以外:外部にチップセットを必要とする製品)
動作はするようだが非推奨
パフォーマンス的に不向き
×Atom Z26xx
カーネル暴走し起動不可
・Acer W3-810など
×Atom SOC(一部Pentium、Celeronブランドもあり)
タブレット、2in1、スティックPC、小型ノート、NUC(一部)など
UEFI×、eMMC×、デバイス▲
ドライバ未対応による不具合、ACPI関連誤動作
・jideサイトに一部機種専用ROMあり(Remix OS 2.0)
・Asus N3150I-C はデベロッパーサイトに動作報告あり
・Celeron J1900は起動中突然再起動する
▲Intel第一世代(Nehalem)
CPUワーニング表示、サスペンド復帰エラー、3D機能×
動画再生支援▲
アプリ「もんむすハーレム」では画面にゴミが出て、高フレームレート設定ではアプリが落ちる。
明らかに表示能力不足である。
これが起きる場合システムクラッシュの原因となるのでアプリの使用を控えるか別のPCにRemixOSをインストールしたほうがいい。
●Intel第二世代(Sandy Bridge)
起動●、アプリ動作●、3D機能(OpenGL)●、動画再生支援機能▲
◎Intel第三世代(Ivy Bridge)
起動●、アプリ動作●、3D機能(OpenGL)●、動画再生支援機能●
レガシーBIOSまたはUEFI起動OFF設定にて起動
?Intel第四世代以降(●Haswell、●Broadwell、▲Skylake、×Kaby Lake)
未確認(UEFI起動しかできない機種は64Bit版を試してみる)
・Asus H110M-A デベロッパーサイトで動作報告あり
●起動を確認したPCは「こちら」
●動作を確認した機能や部品は「こちら」
●不具合情報「こちら」
インストール
●クリーンインストールはRemixOS 2.x.xとまったく同じ方法でインストールできます。
RemixOS 2.x.xインストール方法は「こちら」に詳しく書いています。
●レガシーBIOS起動(32Bit版)
ストレージをMBRタイプでパーティション作成。
BIOS設定は
セキュアブートOFF
クイックブートOFF(スピードブートOFF)
EFI起動OFF
ブートローダーはgrubを選択
レガシーとUEFIの両対応機種(2013年頃のPC)でUSBメモリで起動時にTABキーが効かない場合は
「こちら」を参考にしてください。
●Windowsにインストールして起動時選択
WindowsにRemixOSをインストールしてWindowsのストレージ内からRemixOSを起動する方法です。
ダウンロードしたファイルに同梱されているインストーラーでISOファイルを指定し、
インストール先ドライブを選んでインストールします。
インストール先の空き容量次第でRemixOSのストレージ容量(8GB・16GB・32GB)を選択できます。
当記事執筆者もこの方法でRemixOS 3.x.xを検証しています。
Windows10へのインストールは推奨いたしません
Windows10のアップデートの度にRemixOSの起動情報が消され、Windows10との選択起動が出来なくなります。
当方はWindows10での検証は行っておりませんが
Windows10のアップデート方法はOS丸ごと入れ替えである為、必然的に上記の事象が発生する。
ストレージの扱い(3.0.204以降)
●同一ストレージ内の複数のパーティションをUSBストレージとして認識
Windowsパーティションも外部ストレージとしてアクセス可能。
ただしWindowsのシステムパーティションや回復パーティションは破損していると表示され
フォーマットするとWindowsが起動不能になる。
Windowsパーティションは外部ストレージと表示されたり
ボリューム名で表示されたり
ボリューム名が文字化けしたような意味不明な名前で表示されたりと統一性がない。
例:
RemixOSプリインストールのファイルマネージャと
ESファイルエクスプローラでの外部ストレージの表示など
ソフト互換性について
●最近主にゲームアプリでRemixOSで起動できないソフトが増えています
RemixOSは「Root化」されておりアプリでRootチェックし弾く物は軒並み起動しません。
RemixOSのRoot化だけなら解除可能ですがそれを行うにはシステム領域を読み書き可能属性で展開する必要があり、
アプリ側でシステム領域の書き込み属性を弾く物は動作できなくなります。
またRootと平行してBusyBoxを弾くものもあり、BusyBoxはRemixOSからアンインストールすることは不可能です。
(機能に少なからず支障が出るという意味で)
素の状態ではRootを弾くアプリは動作しませんが、UnRoot化の方法があります「こちら」や「こちら」から。
ウィジッェトの扱い
デスクトップ表示の場合ウィジッェトは設置できない。ランチャーモード時は可能。
ランチャー(ホームアプリ)の扱い
デスクトップ、ランチャー両モード共サードパーティ製ランチャーは動作しない。
動作確認
●軽く動作確認してみたアプリ「こちら」
●RemixOSで困ったときは「こちら」を参考にしてみてください。
今後の傾向
RemixOSがAndroid 6.1をベースとしている関係で
Android 7.1以降に採用されたAPIなどを必要とするアプリやARなどは動作しなくなります。
さらに今後はRoot端末を弾くアプリが多くなりRemixOSの活躍の場は縮小していくでしょう。
本家JideもRemixOSの開発が鈍化又は停滞している様子から考えて
RemixOSは3.0.207をもってアップデート終了と言えると思います。
願わくば互換性重視の新しいRemixOS並みのPC Androidの登場を期待したいですね。