小さすぎず場所を取らないPCを作ってみましょうか
以前作ったMLPC・MLPC2は小型PCでしたが、今回のSLPCはその時のノウハウを最大限に活用して少し大きめのサイズにしようと考えています。
本機はMLPC2をサイズアップしたような構造になります。
具体的には液晶パネルが10.1インチ1280×800ドット、筐体サイズが255×168×80(mm)程度でDC19V仕様になります。
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SLPC構想図
上の図は簡単な配置予想図を描いています。MLPC2と同じ2段構造を採用しSSDや筐体FANを下層に、PC本体や電源などを上層に配置てしています。
筐体背面を大きく開口し8Φのパンチング板で吸気口を設け筐体に熱が籠らない様工夫します。(図中央下)
電源
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本機の電源は外部から19Vを入力し内部でDC12Vを作ります。12VはPC本体のLIVA Q2とFET SWへ配線し、LIVA Q2が起動しUSBにバスパワーが発生したらFET SWがONして液晶モニタとUSB3.0 HUBの電源となるDC-DCコンバーターへ12Vが流れます。DC-DCコンバーターで作られた5VはUSB3.0 HUBを通してM.2 SATA変換基板へ流れます。(PCからのバスパワーはUSB3.0 HUBには接続しません)
内蔵化したPCモジュール
本機に使用するPC部分にはECSの超小型PCのLIVA Q2を採用しています。小型でありAtom SoC搭載していてWindows10またはWindows11が動作可能(ストレージをUSB3.0などで拡張する必要あり)なパフォーマンスを持っているハードを内蔵可能にしたものです。
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実際問題としてLIVA Q2が如何に小型であろうとPCセットとしての構成はモニターやキーボード・マウス、不足しがちなストレージなどを補うと配線や増設機器などで結構なスペースを必要とします。
半端な能力と記憶容量では余計に場所を食う
今回はそれらを可能な限り1つの筐体に纏めて省スペース化を行いつつタワー型でもノート型でもないモニター一体型PCにした方がデスクスペースは広く使えると思います。
またキーボードは必要な時に準備するだけでキー入力が必要な作業も行えますし、多少の事ならばマウス操作でソフトキーボードを使えば事足りるはずです。
なので本機は電源線以外のケーブルを繋ぐ必要のない、キーボードとマウスはBluetooth接続のPCにしようと思います。(あ、音声はヘッドフォンを繋ぎますけどね)
ネットワークは無線のみの予定です。
正面パネル
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正面パネルは市販の液晶モニタの正面パネルをそのまま流用します。
本機に使用する液晶モニタは中華製液晶モニタを本機内蔵用に改造したものになります。
どうでも良いですけど新品を購入した筈なのにどう見ても液晶パネルは中古抜き取り品の流用ですね。さすがは中華製という事でしょうか。
またMLPC2のとき同様、制御基板の不必要な入出力端子は可能な限り除去し部品の内部干渉を起こさない様加工します。基板のコンデンサも高さがあり対処したいところですが余計な出費が増えそうなので今回は見送ります。
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加工後の制御基板
まだ音声入力(出力と間違えて残してしまった)が残っていますがDCコネクタと音声入力端子はこの後取り外す予定です。
正面パネルの電源ボタンをPCのPOWERボタンとして使用するため、液晶モニタの電源はFET SWを使って制御します。
運用面で回避できる不具合
①実験により判った事ですが液晶モニタは電源と信号入力のタイミング次第では正常に接続されていても表示できない時があるようです。
②アプリケーションの全画面化や解除の際、一度HDMI信号が途絶する関係で液晶モニタが1秒程度ブルースクリーン表示になります。同じ表示サイズや色深度でも発生します。
解:アプリケーションの全画面化で表示解像度を変える設定の物があると発現する。
③②のブルースクリーン発生後、音声出力に不具合が生じるアプリケーションがあります。サウンドデバイス(HDMI)の一時ロストに関係する不具合でしょう。
解:信号入力のタイミングの問題であり運用で回避可能。
④稀に瞬時同期ズレを起こす。
解:テスト環境の電力不足や信号ノイズの影響。
実際の加工は後日行います。
以前作ったMLPC・MLPC2は小型PCでしたが、今回のSLPCはその時のノウハウを最大限に活用して少し大きめのサイズにしようと考えています。
本機はMLPC2をサイズアップしたような構造になります。
具体的には液晶パネルが10.1インチ1280×800ドット、筐体サイズが255×168×80(mm)程度でDC19V仕様になります。

SLPC構想図
上の図は簡単な配置予想図を描いています。MLPC2と同じ2段構造を採用しSSDや筐体FANを下層に、PC本体や電源などを上層に配置てしています。
筐体背面を大きく開口し8Φのパンチング板で吸気口を設け筐体に熱が籠らない様工夫します。(図中央下)
電源

本機の電源は外部から19Vを入力し内部でDC12Vを作ります。12VはPC本体のLIVA Q2とFET SWへ配線し、LIVA Q2が起動しUSBにバスパワーが発生したらFET SWがONして液晶モニタとUSB3.0 HUBの電源となるDC-DCコンバーターへ12Vが流れます。DC-DCコンバーターで作られた5VはUSB3.0 HUBを通してM.2 SATA変換基板へ流れます。(PCからのバスパワーはUSB3.0 HUBには接続しません)
内蔵化したPCモジュール
本機に使用するPC部分にはECSの超小型PCのLIVA Q2を採用しています。小型でありAtom SoC搭載していてWindows10またはWindows11が動作可能(ストレージをUSB3.0などで拡張する必要あり)なパフォーマンスを持っているハードを内蔵可能にしたものです。

実際問題としてLIVA Q2が如何に小型であろうとPCセットとしての構成はモニターやキーボード・マウス、不足しがちなストレージなどを補うと配線や増設機器などで結構なスペースを必要とします。
半端な能力と記憶容量では余計に場所を食う
今回はそれらを可能な限り1つの筐体に纏めて省スペース化を行いつつタワー型でもノート型でもないモニター一体型PCにした方がデスクスペースは広く使えると思います。
またキーボードは必要な時に準備するだけでキー入力が必要な作業も行えますし、多少の事ならばマウス操作でソフトキーボードを使えば事足りるはずです。
なので本機は電源線以外のケーブルを繋ぐ必要のない、キーボードとマウスはBluetooth接続のPCにしようと思います。(あ、音声はヘッドフォンを繋ぎますけどね)
ネットワークは無線のみの予定です。
正面パネル

正面パネルは市販の液晶モニタの正面パネルをそのまま流用します。
本機に使用する液晶モニタは中華製液晶モニタを本機内蔵用に改造したものになります。
どうでも良いですけど新品を購入した筈なのにどう見ても液晶パネルは中古抜き取り品の流用ですね。さすがは中華製という事でしょうか。
またMLPC2のとき同様、制御基板の不必要な入出力端子は可能な限り除去し部品の内部干渉を起こさない様加工します。基板のコンデンサも高さがあり対処したいところですが余計な出費が増えそうなので今回は見送ります。

加工後の制御基板
まだ音声入力(出力と間違えて残してしまった)が残っていますがDCコネクタと音声入力端子はこの後取り外す予定です。
正面パネルの電源ボタンをPCのPOWERボタンとして使用するため、液晶モニタの電源はFET SWを使って制御します。
運用面で回避できる不具合
①実験により判った事ですが液晶モニタは電源と信号入力のタイミング次第では正常に接続されていても表示できない時があるようです。
②アプリケーションの全画面化や解除の際、一度HDMI信号が途絶する関係で液晶モニタが1秒程度ブルースクリーン表示になります。同じ表示サイズや色深度でも発生します。
解:アプリケーションの全画面化で表示解像度を変える設定の物があると発現する。
③②のブルースクリーン発生後、音声出力に不具合が生じるアプリケーションがあります。サウンドデバイス(HDMI)の一時ロストに関係する不具合でしょう。
解:信号入力のタイミングの問題であり運用で回避可能。
④稀に瞬時同期ズレを起こす。
解:テスト環境の電力不足や信号ノイズの影響。
実際の加工は後日行います。